ニュース
Windows 11 24H2のプレビューパッチ「KB5065789」公開、9月分が出そろう、新要素が盛りだくさん
「Click to Do」強化、AIアクション、OSカスタマイズの拡充など
2025年9月30日 10:10
米Microsoftは9月29日(現地時間)、「Windows 11 バージョン 24H2」向けのパッチ「KB5065789」をリリースした。これで2025年9月非セキュリティプレビュー更新プログラムが出そろったことになる。
- Windows 11 バージョン 24H2:KB5065789
- Windows 11 バージョン 23H2:KB5065790(24日リリース済み)
- Windows 10 バージョン 22H2:KB5066198(25日リリース済み)
「KB5065789」(Windows 11 バージョン 24H2)におけるハイライトは、以下の通り。段階的に展開される機能もあるため、パッチを適用してもすぐに利用できるようになるとは限らない点には注意したい。
- 「Click to Do」で人気のAIアクションにタグを表示。最新かつ広く使われているアクションが右クリックメニューから一目でわかるように
- ハードウェアインジケーターの表示位置をカスタマイズ
- 「エクスプローラー」でAIアクションが利用可能に。ファイルの右クリックメニューから画像を編集したり、文書を要約したりできる
- お気に入りのアプリを「Windows Share」ウィンドウにピン留め
また、ハイライトとしては挙げられていないものの、エンダッシュとエムダッシュを挿入するショートカットキー、「設定」の[詳細設定]ページと「エクスプローラー」の「Git」統合、「ナレーター」アプリの点字ビューワー、パスキーを管理するアプリをOSにプラグインする仕組み、新しいセキュリティ機能「管理者保護」(administrator protection、既定無効)、時刻・言語設定の脱「コントロール パネル」、Xboxゲームパッド対応の改善といった新要素も盛り込まれているようだ。
なお、今回リリースされたのは、米国時間来月第2火曜日に予定されている月例の更新プログラム(パッチチューズデー)に先駆けテストされるプレビューパッチ。セキュリティ関連の修正は含まれておらず、 適用は必須ではない(オプション提供) 。あくまでも新機能をいち早く試してみたいパワーユーザーや、組織で大量のデバイスを管理しており、自社環境への影響を事前にテストしたいIT管理者向けだ。一般のユーザーは来月のパッチチューズデーを待っても問題はないだろう。