ニュース

2025年9月非セキュリティプレビュー、「Windows 11 23H2」向け「KB5065790」からリリース

サインインやRDPの問題を解決

同社のアナウンス

 米Microsoftは9月23日(現地時間)、「Windows 11 バージョン 23H2」の2025年9月非セキュリティプレビュー更新プログラム「KB5065790」をリリースした。それ以外のバージョンに関しては、後日提供される見込み。

  • Windows 11 バージョン 24H2:(未リリース)
  • Windows 11 バージョン 23H2:KB5065790
  • Windows 10 バージョン 22H2:(未リリース)

 「KB5065790」(Windows 11 バージョン 23H2)におけるハイライトは、以下の通り。

  • モバイルブロードバンド接続でサインインするときにSIM PINを入力するとWindowsのサインイン画面が応答しなくなる問題を解決
  • 「Internet Explorer」互換モードで実行している場合に発生する「Microsoft Edge」の問題を修正。特定の同一ドメインへのリダイレクトが原因で応答がなくなる
  • 特定のモバイル事業者向けのプロファイルが最新のものに
  • マルチモニター環境の「Remote Desktop Protocol」(RDP)セッションで表示設定の変更で発生する問題を解決

 なお、今回リリースされたのは、米国時間来月第2火曜日に予定されている月例の更新プログラム(パッチチューズデー)に先駆けテストされるプレビューパッチ。セキュリティ関連の修正は含まれておらず、 適用は必須ではない(オプション提供) 。あくまでも新機能をいち早く試してみたいパワーユーザーや、組織で大量のデバイスを管理しており、自社環境への影響を事前にテストしたいIT管理者向けだ。一般のユーザーは来月のパッチチューズデーを待っても問題はないだろう。