Windows Insider Preview

Windows 10ではできてWindows 11ではできないシェル操作問題、また一つ解決へ

[スタート]画面のアイテムをデスクトップなどへD&Dする機能がBetaチャネルでテスト

 このコーナーでは、「Windows 11 Insider Preview」ビルドでテストされている最新のOS機能を紹介します。ただし、テストの結果、紹介した機能が製品版OSに搭載されないこともあります。あらかじめご留意ください。

Windows 10の[スタート]画面。アイテムを外へドラッグ&ドロップできる

 以前、Windows 10でできたにもかかわらずWindows 11でできなくなっていたシェル機能として、「エクスプローラー」アドレスバーのパンくずリストへのドラッグ&ドロップでアイテムを移動する機能を紹介した。この機能は無事、製品版Windows 11への展開が開始されているが、他にもまだ未実装の機能がいくつか残されている。

 その1つが、[スタート]画面のアイテムを外へドラッグ&ドロップする機能だ。デスクトップへドラッグ&ドロップしてショートカットを配置したり、タスクバーへドラッグ&ドロップしてアプリをピン留めしたりするのに用いられるが、この機能もWindows 11の初期リリースではサポートされていない。

現行版Windows 11の[スタート]画面。アイテムを外へドラッグ&ドロップできない

 しかし、米国時間6月14日にBetaチャネルでリリースされた「Windows 11 Insider Preview」Build 22635.3785(KB5039319)で、ようやくこの機能の実装がアナウンスされた。編集部でも機能することを確認している(Dev/Canaryチャネルではまだ利用できないようだ)。

Beta版Windows 11の[スタート]画面。アイテムを外へドラッグ&ドロップできる

 あまり使う機会のない操作かもしれないが、Windowsでは歴史的に当たり前とされていた機能でもあり、いざできないと「どうして?」と感じる。こういう細かい違和感がなくなっていけば、Windows 10からWindows 11への移行も進むのではないだろうか。