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エクスプローラーにタブ複製 ~Windows 11向けプレビューパッチ「KB5040527」が公開
Windows 10ではできた[スタート]画面外へのアイテムドラッグにもようやく対応
2024年7月26日 08:45
米Microsoftは7月25日(現地時間)、Windows 11の2024年7月非セキュリティプレビュー更新プログラムをリリースした。Windows 10向けはすでに公開済み。
- Windows 11 バージョン 23H2:KB5040527
- Windows 11 バージョン 22H2:KB5040527
- Windows 10 バージョン 22H2:KB5040525(23日にリリース済み)
今回リリースされたのは、米国時間来月第2火曜日に予定されている月例の更新プログラム(パッチチューズデー)に先駆けテストされるプレビューパッチ。セキュリティ関連の修正は含まれておらず、 適用は必須ではない 。あくまでも新機能をいち早く試してみたいパワーユーザーや、組織で大量のデバイスを管理しており、自社環境への影響を事前にテストしたいIT管理者向けだ。一般のユーザーは来月の「Windows Update」を待っても問題はないだろう。
「Windows 11 バージョン 22H2/23H2」における主な変更は、以下の通り。
- 中国での「Windows Share」通知を追加。近接共有にはWi-FiとBluetoothが必要
- 「エクスプローラー」にタブを複製するメニューコマンド。タブを右クリックすると使える
- [スタート]画面のアイテムを外へドラッグ&ドロップ。デスクトップへドラッグ&ドロップしてショートカットを配置したり、タスクバーへドラッグ&ドロップしてアプリをピン留めしたりできる
そのほかにも、スクリプト(PowerShell、VBScriptなど)で「Windows Update Agent API」(WUA)を用いたWindows更新プログラムの検索が行えないという既知の不具合が解決されているとのこと。ホーム環境ではほぼ発生しないが、一部の企業ユーザーに影響するとして、「KIR」というロールバックシステムで暫定的な対応が行われていた。
なお、「Windows 11 バージョン 22H2」Home/Proに対するプレビューパッチの配布は2024年7月26日まで。今回が最後だ。