Windows Insider Preview
「ジャンプリスト」が[スタート]画面にも ~プレビュー版Windows 11でテスト中
[共有]コマンドが使える場所も広がる
2024年12月24日 09:42
このコーナーでは、「Windows 11 Insider Preview」ビルドでテストされている最新のOS機能を紹介します。ただし、テストの結果、紹介した機能が製品版OSに搭載されないこともあります。あらかじめご留意ください。
Windows 11の顔ともいえる[スタート]画面では、継続的な改善が行われている。最近では「アカウント マネージャー」のアップデートや、デスクトップへのドラッグ&ドロップ対応などが記憶に新しい。製品版への投入はまだ先になりそうだが、「スマートフォン連携」(Phone Link)アプリでペアリングしたモバイル端末を表示するサブパネルも興味深い機能といえるだろう。パイロットプログラム「Windows Insider」では、そのほかにもいくつか細かい改善がテスト中だ。
ジャンプリストへのアクセス
「ジャンプリスト」はタスクバーのアプリボタンを右クリックすると現れるメニューで、さまざまなアプリの機能――新しいウィンドウを開く、指定したプロファイルを開く、編集履歴から最近編集していたファイルを選ぶなどなど――を直接呼び出すことが可能。この機能が便利で、よく使うアプリをタスクバーにピン留めしているユーザーも少なくないだろう。
しかし、同じ“ピン留め”であるにもかかわらず、[スタート]画面にピン留めされたアプリではこのジャンプリストが機能しない。もともと「ジャンプリスト」はタスクバーの機能であるため気にしていない人もいるだろうが、操作の統一性という点では問題がある。
そこで、「Windows 11 Insider Preview」ビルドでは[スタート]画面にピン留めされたアプリでもこのジャンプリストが使えるようにする改善がテスト中だ。たとえば[スタート]画面にピン留めされた「PowerPoint」のアイコンを右クリックすると、以前に編集したプレゼンテーションがリストアップされる。
展開状況は以下の通り。製品版への導入にも期待したい。
- Canary:Windows 11 Insider Preview Build 27764(2024年12月11日)
- Dev:Windows 11 Insider Preview Build 26120.1843(2024年9月20日)
- Beta:Windows 11 Insider Preview Build 22635.3785(2024年6月14日)
おすすめファイルをシェア
もう一つは、[おすすめ]セクションに表示されているローカルファイルを共有するコマンドだ。右クリックメニューから[共有]コマンドを選択すると、「Windows Share」で他のアプリへ送ったり、メールに添付して送信したり、自分のスマートフォンへ転送したりできる。
展開状況は以下の通り。
- Beta:Windows 11 Insider Preview Build 22635.4515(2024年11月22日)