Windows Insider Preview

[スタート]画面にテコ入れ? [すべてのアプリ]は3ビュー切り替えで使いやすく

縦に間延びして余白が多く、マウスのスクロール量が多くなりがちな欠点を克服へ

 このコーナーでは、「Windows 11 Insider Preview」ビルドでテストされている最新のOS機能を紹介します。ただし、テストの結果、紹介した機能が製品版OSに搭載されないこともあります。あらかじめご留意ください。

現行の[スタート]画面

 Windows 11にインストールされているアプリは、[スタート]画面右上にある[すべて]をクリックすると一覧できる。しかし、この[すべてのアプリ]画面はインストール済みアプリをただ縦に並べているだけで、無駄な余白が大きいのが気になる。下のほうのアプリへアクセスしようと思うと、スクロール量も大きい。

インストール済みアプリをリストアップする[すべて]画面。縦に間延びしていて、マウスのスクロール量が多くなりがちなのが欠点だ

 そこで、プレビュービルドでは グリッドビュー カテゴリービュー という2つの新しいビューがテスト中だ。

  グリッドビュー (名前グリッドとも)は、アプリがインデックス(目次)付きでアルファベット順に並ぶ点においてデフォルトビュー(ただのリスト)と変わらない。異なるのはそれぞれのアプリがアイコン表示となり、頭文字インデックスごとにグルーピングされ、横に並ぶ点だ。1行に1アプリのデフォルトビューよりも縦方向がコンパクトになるため、一目でチェックできるアプリの数が増え、下のほうのアプリへアクセスする際のスクロール量が減るのがメリットといえるだろう。

グリッドビュー。頭文字インデックスごとにアプリアイコンがグルーピングされ、横に並ぶスタイル

 もう一つの カテゴリービュー は、用途ごとにフォルダー分けされたかのようなスタイルが特徴的だ。このカテゴライズは自動で行われるようで、編集部では以下を確認している。

  • ユーティリティとツール:設定、電卓、時計、ストアなど
  • 仕事効率化:Webブラウザー、Microsoft Officeアプリ、メモ帳、Microsoft Copilotなど
  • 創造性:フォト、カメラ、マルチメディア編集ツールなど
  • ゲーム
  • その他

 カテゴリーフォルダーの余白をクリックすると、ポップアップで中にあるアプリがアイコン表示される。この順番は、ユーザーがよくアクセスするものから(使用順)となっているようだ。

用途ごとにフォルダーでグルーピングしたカテゴリービュー
カテゴリーフォルダーの余白をクリックすると、ポップアップで中にあるアプリを表示

 さらに、[スタート]画面そのものの再設計も検討されているようで、独立した[すべて]画面(すべてのアプリ)は廃され、[ピン留め済み]と[おすすめ]の2セクション構成から、[すべて]を加えた3セクション構成表示になるようだ。[すべて]セクションは前述の3ビュー(デフォルト、グリッド、カテゴリー)の切り替えが可能となる。

3セクション構成の[スタート]画面。独立した[すべて]画面は廃されるかもしれない
[すべて]セクションは前述の3ビュー(デフォルト、グリッド、カテゴリー)の切り替えが可能