Windows Insider Preview
[スタート]画面にテコ入れ? [すべてのアプリ]は3ビュー切り替えで使いやすく
縦に間延びして余白が多く、マウスのスクロール量が多くなりがちな欠点を克服へ
2025年4月18日 06:45
このコーナーでは、「Windows 11 Insider Preview」ビルドでテストされている最新のOS機能を紹介します。ただし、テストの結果、紹介した機能が製品版OSに搭載されないこともあります。あらかじめご留意ください。
Windows 11にインストールされているアプリは、[スタート]画面右上にある[すべて]をクリックすると一覧できる。しかし、この[すべてのアプリ]画面はインストール済みアプリをただ縦に並べているだけで、無駄な余白が大きいのが気になる。下のほうのアプリへアクセスしようと思うと、スクロール量も大きい。
そこで、プレビュービルドでは グリッドビュー と カテゴリービュー という2つの新しいビューがテスト中だ。
グリッドビュー (名前グリッドとも)は、アプリがインデックス(目次)付きでアルファベット順に並ぶ点においてデフォルトビュー(ただのリスト)と変わらない。異なるのはそれぞれのアプリがアイコン表示となり、頭文字インデックスごとにグルーピングされ、横に並ぶ点だ。1行に1アプリのデフォルトビューよりも縦方向がコンパクトになるため、一目でチェックできるアプリの数が増え、下のほうのアプリへアクセスする際のスクロール量が減るのがメリットといえるだろう。
もう一つの カテゴリービュー は、用途ごとにフォルダー分けされたかのようなスタイルが特徴的だ。このカテゴライズは自動で行われるようで、編集部では以下を確認している。
- ユーティリティとツール:設定、電卓、時計、ストアなど
- 仕事効率化:Webブラウザー、Microsoft Officeアプリ、メモ帳、Microsoft Copilotなど
- 創造性:フォト、カメラ、マルチメディア編集ツールなど
- ゲーム
- その他
カテゴリーフォルダーの余白をクリックすると、ポップアップで中にあるアプリがアイコン表示される。この順番は、ユーザーがよくアクセスするものから(使用順)となっているようだ。
さらに、[スタート]画面そのものの再設計も検討されているようで、独立した[すべて]画面(すべてのアプリ)は廃され、[ピン留め済み]と[おすすめ]の2セクション構成から、[すべて]を加えた3セクション構成表示になるようだ。[すべて]セクションは前述の3ビュー(デフォルト、グリッド、カテゴリー)の切り替えが可能となる。
