Windows Insider Preview
速度低下の原因を突き止めろ! Windows 11プレビュー版に速度低下時のログ収集機能が導入へ
問題発生時にすぐ報告OK、テスターは積極的な報告を
2025年7月22日 10:46
このコーナーでは、「Windows 11 Insider Preview」ビルドでテストされている最新のOS機能を紹介します。ただし、テストの結果、紹介した機能が製品版OSに搭載されないこともあります。あらかじめご留意ください。
Microsoftは以前からWindowsのパフォーマンス向上に取り組んでいるが、その一環として、PCのパフォーマンスが低下した際に自動でログを収集する機能を導入するとのこと。まずは「Windows 11 Insider Preview」のDev/Betaチャネルでテストされる。
自動収集されたパフォーマンスログは、ローカルフォルダー(%SystemRoot%¥Temp¥DiagOutputDir¥Whesvc folder)に保存される。Microsoftへの送信は「フィードバック Hub」アプリを介してユーザー自身が行う仕組みとなっており、ログが勝手に外部送出されてしまうことはない。
一時的なデバイスの速度低下はあとから報告しても原因を特定するのが難しいが、この仕組みがあれば、問題が発生したときの状況を即座に報告できるのがメリットと言えるだろう。製品版OSへの導入があるかどうかは今のところ不明だが、その際は無効化するオプションも用意してほしいところだ。
ちなみに、「フィードバック Hub」の報告カテゴリは[デスクトップ環境]ー[システム遅延]でよいようだ。フィードバックは日本語でも問題はないが、日本語ネイティブではないエンジニアが読むことも考え、できるだけ丁寧・詳細に書くとよいだろう。「フィードバック Hub」アプリは [Windows]+[F]キー で起動できることも覚えておきたい。