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「LibreOffice 25.2.5」が公開 ~既存機能の改善に注力した安定(Still)版に

フリーのオフィス統合環境

「LibreOffice 25.2.5 Community」がリリース

 The Document Foundationは7月17日(中央ヨーロッパ時間)、「LibreOffice 25.2.5 Community」を公開した。60件以上もの問題が解決され、パフォーマンスや信頼性、相互運用性が向上している。

 「LibreOffice 25.2」シリーズは2025年2月に初めてリリースされ、「ODF 1.4」対応をはじめとする最新機能が含まれている。これまではテクノロジー愛好家やパワーユーザーを対象とした最新(Fresh)版として提供されていたが、「LibreOffice 24.8」系のサポート終了に伴い、今後は既存機能の改善に注力した安定(Still)版として提供される。

 「LibreOffice 25.2」系はマイナーアップデートを経て、安定性も十分高くなっている。まだ旧バージョンを利用しているならば、できるだけ早く以降を済ませたい。

  「LibreOffice」は、クロスプラットフォームで動作するオープンソースのオフィス統合環境。オープンなドキュメント仕様「Open Document Format」(ODF)をサポートするほか、「Microsoft Office」とも高い互換性をもつ。現在は公式サイト「www.libreoffice.org」から無償でダウンロード可能で、Windows版はWindows 7以降に対応しており、窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。

 なお、次期バージョン「LibreOffice 25.8」は来週にもコードフリーズ(ソースコードの確定)を迎える。来月下旬にも正式リリースされる見込みだ。ただし、Windows 7/8/8.1のサポートが打ち切られる点には注意したい。