Windows Insider Preview
[Windows]+[T]キーでタスクバーへ移動したあとのキーナビゲーションが改善へ
アルファベットキー、[Home][End]キーでタスクボタンの選択が自由自在
2024年7月24日 10:15
このコーナーでは、「Windows 11 Insider Preview」ビルドでテストされている最新のOS機能を紹介します。ただし、テストの結果、紹介した機能が製品版OSに搭載されないこともあります。あらかじめご留意ください。
[Windows]+[T]キーはタスクバーへキーボードフォーカスを移動させるショートカットキーで、マウス操作なしでタスクバーにピン留めしたアプリを起動したり、タスクを切り替えたりしたい場合に役立つ。
しかし、[Windows]+[T]キーでタスクバーへ移動した後は、左右のカーソルキーでタスクボタンを移動するしかなく、とくにタスクボタンが大量にある場合はナビゲーションに難がある。
そこで、「Windows 11 Insider Preview」Build 22635.3930(Beta)以降では新しいナビゲーションが導入されている。
ファーストレターナビゲーション(first letter navigation)
タスクバーにフォーカスがある状態でアルファベットキーを押すと、その文字から始まるアプリのタスクボタンが選択される。たとえば[M]キーを押すと「Microsoft Store」や「Microsoft Teams」のタスクボタンへフォーカスが移動する。「M」から始まるアプリが複数ある場合は、[M]キーを押すたびに次のアプリへジャンプする仕組みだ。
なお、結合されていないタスクバーを使用している場合は、アプリ名ではなくウィンドウ名が参照される。また、日本語名のアプリは選択できないようだ。今後の改善に期待したい。
[Home][End]キー
タスクバーにフォーカスがある状態で[Home]キーを押すと、タスクバーで最初(一番左)にピン留めされてるタスクボタンへフォーカスが移動する。[スタート]ボタンや[タスク ビュー]ボタンなど、タスクバーにビルトインされているボタンはスキップされる。
また、[End]キーを押すと逆にタスクバー末尾のタスクボタンにフォーカスが当たる。どのタスクボタンにフォーカスがあっても、[Home][End]キーさえあれば先頭・末尾への移動が手軽に行えるようになるというわけだ。