「エクスプローラー」でもタブの分離・結合がようやく実装へ

「エクスプローラー」でもD＆Dによるタブの分離・結合がようやく実装へ

　「Windows 11 2022 Update」（バージョン 22H2）の2022年10月アップデートで、タブ付きの「エクスプローラー」が導入された。しかし、これはあくまでも「新しいタブを同じウィンドウにまとめることができる」だけのシンプルなもので、既存のウィンドウを合体させたり、特定のタブを別のウィンドウへ切り離すといった機能は一切用意されていない。サードパーティー製アプリでは当たり前のように実装されている機能なので、不満に感じているユーザーも多かったのではないだろうか。

　そうした声は開発チームにも届いていたようで、米国時間6月1日にリリースされたBuild 23471では、「エクスプローラー」のタブをドラッグ＆ドロップでウィンドウとして切り離し（ティアアウト）たり、既存のウィンドウへタブを結合（マージ）する機能が導入されている。

「エクスプローラー」でタブのティアアウト。マージも可能

　この機能は一部のユーザーから段階的にロールアウトされているため、すぐに試せるとは限らないが、大きな問題がなければいずれすべてのユーザーに開放されるはずだ。

　ちなみに、「メモ帳」アプリのタブ機能では当初からドラッグ＆ドロップによるタブの切り離し・結合がサポートされている。「Windows Terminal」では現在、プレビュー版でテスト中。近いうちに正式版にも導入される見込みだ。