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タブ化された「メモ帳」がWindows Insidersへロールアウト開始

未保存テキストの扱いも改善

タブ化された「メモ帳」アプリが「Windows Insider Program」のDevチャネルテスターへロールアウト開始

 米Microsoftは1月19日(現地時間)、Windows 11向け「メモ帳」アプリのアップデート(v11.2212.33.0)を「Windows Insider Program」のDevチャネルへロールアウトしたと発表した。このアップデートでは、コミュニティからもっとも要望の多かったタブインターフェイスが実装されている。

 「メモ帳」アプリがタブ化されたことは、複数のテキストファイルを同時に扱うことの多いユーザーにとってメリットが大きい。デスクトップに散らばりがちなウィンドウをひとまとめにし、タブバーの右クリックメニューやショートカットキーで簡単にタブを作成したり、閉じたりできる。

 さらに、タブをドラッグして並び変えたり、ウィンドウの外にドラッグ&ドロップして新規ウィンドウへ分離したり、逆にウィンドウをタブへドラッグしてドッキングすることも可能。多くのWebブラウザーや最新の「エクスプローラー」と同様、[他のタブを閉じる][右側のタブを閉じる]コマンドも完備しており、不要なタブをまとめて閉じるのも簡単だ。

タブの分離もサポート。2つのドキュメントを比較することも依然可能

 従来のように新規ドキュメントごとにウィンドウを開きたい場合は、[設定]画面でファイルを開くときの挙動をカスタマイズすればよい。ただし、タブバーは非表示にはならないようだ。

設定画面

 そのほかにも、このバージョンでは未保存テキストの扱いを改善。内容に応じて暫定的なファイル名(とタブタイトル)を設定する機能や、未保存であることを示すインジケーターをタブに表示する機能などが追加されているとのこと。プレビュー版のため、まだパフォーマンスや信頼性、互換性が検証されているわけではないが、この点に関しては今後改善を進めていくという。

未保存テキストの扱いも改善。「タイトルなし」ではなく、テキストの内容から暫定的なファイル名を自動生成