Windows Insider Preview
Windows 11で「Windows スポットライト」デスクトップ壁紙が改善へ ~Beta版でテスト中
右クリック時の挙動を変更、より親しみのあるユーザーインターフェイスへ
2024年4月17日 07:55
このコーナーでは、「Windows 11 Insider Preview」ビルドでテストされている最新のOS機能を紹介します。ただし、テストの結果、紹介した機能が製品版OSに搭載されないこともあります。あらかじめご留意ください。
米国時間4月12日にBetaチャネルでリリースされた「Windows 11 Insider Preview」Build 22635.3495(KB5037000)では、デスクトップのスポットライト壁紙で新たなエクスペリエンスをテストしているとのこと。
「Windows スポットライト」(Windows Spotlight)は、世界中から集められた美しい風景写真をデスクトップ(やロック画面)の壁紙として設定できるようにする機能。スポットライトをデスクトップ壁紙に指定すると、デスクトップの隅に専用のアイコンが追加され、右クリックでフルスクリーンモードのSpotlightエクスペリエンスが起動し、壁紙についての説明などを読むことができる。ダブルクリックすると「Microsoft Edge」が起動し、「Bing」で当該写真のランディングページへアクセスできる。
今回のテストでは、この従来のエクスペリエンスに加え、Spotlightアイコンの右クリックでSpotlightエクスペリエンスがフライアウト(フォーカスを失うと消えるパネル)として起動するエクスペリエンスがテストされる。ダブルクリックでフルスクリーンモードのSpotlightエクスペリエンスが起動する仕組みだ。
これにより、Spotlightアイコンを右クリックしたときの挙動が他のデスクトップアイコンにより近いものになる。通常のアイコンは右クリックでコンテキストメニューがでるにもかかわらず、Spotlightアイコンのときだけフルスクリーンのエクスペリエンスが現れるのは少々大袈裟な印象も否めなかったので、地味ながら歓迎すべき変更となりそうだ。
ちなみに、このスポットライト壁紙の機能はWindows 10にも展開中。3月末にリリースされたプレビューパッチ「KB5035941」に実装され、一部環境より段階的に有効化されているようだ。