Windows Insider Preview
「Microsoft Edge」の起動が最大33%高速化 ~Windows 11の新機能「Accelerated App Launch」で
新機能に対応した単一インスタンスアプリで効果あり
2026年10月30日 06:45
(10/30 9:53更新)画像を更新、速度向上の度合いを追記。
米国時間10月28日にリリースされたWindows 11向けのオプション更新プログラム「KB5127936」「KB5127653」では、「Microsoft Edge」が 「Accelerated App Launch」 に対応しており、起動速度が15%~33%向上していることが明らかにされた。
起動が高速になるのは、バックグラウンドで実行中の「Edge」を呼び出す“ウォーム起動”の場合。具体的には、新たなURLをクリックする場合などで、ほとんどの場合で15%、負荷が重い状況では最大33%の速度向上があるという。
「Edge」が既定ブラウザーになっているWindows 11環境でリンクを開く場合、通常は以下のプロセスが実行される。これは、新たな起動要求を既存のインスタンスへ引き継ぐ『単一インスタンス』方式のアプリで一般的に用いられる流れだ。
- 新しいプロセスが起動:URLをクリックすると、まず新しいプロセスが起動する
- 既存インスタンスを検出:すでに起動済みの「Edge」を探す
- 起動要求を既存インスタンスへ転送:URLを「Edge」に渡し、「Edge」がそれを新規タブで開く
- 新しいプロセスを終了:URLクリックで起動した最初のプロセスを終了
しかし、この流れでは余分なプロセス生成コストが発生してしまうのが難点だった。
「Accelerated App Launch」は、これを解決する仕組みだ。「Edge」の場合、前述のプロセスが以下のように短縮される。
- URLをクリック
- 既存の「Edge」インスタンスへURLを送信
- 「Edge」がURLをタブで開く
これにより、リンクを開いたとき、タスクバーや[スタート]メニューから「Edge」を起動したときなどの遅延が抑えられる。とくに、デバイスがビジー状態のときや負荷が高いときに大きな効果があるという。
この機能は「Windows 11 バージョン 25H2/26H2/26H1」で利用可能。APIは一般公開ではなく、限定アクセス機能(Limited Access Features:LAF)となっている。利用するにはMicrosoftへの申請が必要で、今のところ対応アプリも「Edge 150」以降だけのようだ。対応アプリの拡充にも期待したい。















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