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「Microsoft Edge 156」が公開 ~細部のUIを改善、パスポートや運転免許証の自動入力にも対応

「Edge 155」で起動できなくなる問題、大量の脆弱性も修正

「Microsoft Edge 156」が展開中

 米Microsoftは10月22日(現地時間)、デスクトップ向け「Microsoft Edge」v156.0.4314.42を安定(Stable)チャネルでリリースした。「Edge 155」に続くメジャーアップデートとなる。

 「Edge 156」では、アドレスバーの鍵アイコンが強化された。保存されている認証情報を選択すると詳細パネルが表示され、ユーザー名のコピー、パスワードの表示・コピーが行えるほか、ログインごとに個人的なメモを追加できる。秘密の質問やアカウントの用途、復旧のための情報などを、設定画面やパスワードマネージャーを開くことなく、認証情報と一緒に管理できるようになった。

アドレスバーの鍵アイコンが強化

 また、デスクトップ版では自動入力(オートフィル)が強化され、保存済みの住所に加え、パスポートや運転免許証などの情報も、Webフォームへ自動入力できるようになった。

[強化されたオートフィル]設定ページ(edge://settings/autofill/enhancedAutofill)

 そのほかにも、サイトのアクセス許可に関するユーザーインターフェイスが改善された。アクセス許可を求めるWebサイト上でも設定画面でも、一貫した見た目と操作で扱えるようになり、アドレスバーや[ページ情報]ダイアログにも変更が加えられている。

サイトのアクセス許可。左が従来バージョン、右がアップデートされたデザイン

 また、「Microsoft Edge 管理サービス」による予定された更新・再起動の後、既存のブラウザープロファイルを使う一部のユーザーが「Edge」を起動できなくなる問題も修正された。バージョン情報ページ(edge://settings/help)で展開が始まっている[アイドル時に更新するために再起動](Restart to update on idle)オプションにも注目だ。

開発者向け機能

 Webプラットフォームに関する新機能・改善としては、ランダムな数値を生成するCSSの「random()」関数、「View Transitions API」でナビゲーションを開始した要素にスタイルを適用できる「:navigation-source」疑似クラス、「overflow: scroll clip」による単一軸のスクロールコンテナー、「scroll-snap-type: pair」などが導入された。

 また、失敗したモジュールのインポートを再試行できるようになったほか、新しいデータストアでは「IndexedDB」の内部ストレージエンジンとして「SQLite」が使われるようになった。いずれも「Chrome 156」と共通の変更だ。

セキュリティ関連の修正

 セキュリティ関連では、ベースとなっている「Chromium」の脆弱性修正が反映されているとのこと。執筆時現在、CVE番号のリストは公開されていないが、「Chrome 156」では353件もの脆弱性が修正されており、同様の規模の修正が行われているとみられる。できるだけ早いアップデートが望ましい。

 デスクトップ版「Microsoft Edge」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在公式サイトから無償でダウンロードできる。すでに「Microsoft Edge」を利用中の場合、待っていれば自動で更新されるが、手動での更新も可能。画面右上のメニュー([…]アイコン)から[ヘルプとフィードバック]-[Microsoft Edge について]画面(edge://settings/help)へアクセスするとよい。