ニュース

「Microsoft Edge 155」が公開 ~「JPEG XL」デコードに対応、AIタブ整理機能も強化

大量のセキュリティ修正も

「Microsoft Edge 155」が展開中

 米Microsoftは10月8日(現地時間)、デスクトップ向け「Microsoft Edge」v155.0.4283.45を安定(Stable)チャネルでリリースした。「Edge 154」に続くメジャーアップデートとなる。

 「Edge 155」では、AIによるタブ整理機能が強化。タブや「ワークスペース」のグループ分けに加えて、名前やビジュアル、ラベルも提案されるようになる。

AIによるタブ整理機能

 本機能は[プライバシー/検索/サービス]の設定ページ(edge://settings/privacy/services)にある[Microsoft Edge でタブを整理しましょう]で無効化が可能。管理者はグループポリシー「TabServicesEnabled」で制御できる。

[Microsoft Edge でタブを整理しましょう]。オフにすると、AIによる提案が無効になる

 一方で、「リアルタイム ビデオ翻訳」は廃止された。関連するポリシー「LiveVideoTranslationEnabled」も、今後のアップデートで非推奨となる予定。予告されていた非推奨プロセスや機能の廃止も進められる。

  • 「unload」イベントの非推奨化:「Edge 152」から始まった変更で、サイトが明示的に許可しない限り、イベントハンドラーが実行されなくなる。「Edge 152」「Edge 153」ではページ読み込みの60%、「Edge 154」では80%だったが、「Edge 155」で100%に到達する
  • 従来のサインイン実装の廃止:Windows版にこれまであったダイレクトWAM(Web Account Manager)のサインイン実装は、v157で廃止され、「OneAuth」に完全移行(ほとんどのユーザーはすでに自動的に移行済み)

 Webプラットフォームに関する新機能・改善としては、「JPEG XL」(image/jxl)のデコード対応が目玉。「JPEG XL」形式の画像をWebブラウザーで表示できるようになる。プログレッシブデコードや広色域、HDR、アニメーションにも対応する。

 そのほかにも、CSSの「symbols()」関数や「margin-trim」プロパティ、文字装飾線が空白をスキップするかを制御する「text-decoration-skip-spaces」などが導入され、「Window Management API」が拡張(ウィンドウ管理権限を持つWebアプリが最大化・最小化・復元などを行えるように)された。また、「WebCrypto」には耐量子暗号(ML-KEM、ML-DSA、X-Wing)が追加された。いずれも「Chrome 155」と共通の変更だ。

 セキュリティ関連では、ベースとなっている「Chromium」の脆弱性修正が反映されているとのこと。執筆時現在、CVE番号のリストは公開されていないが、「Chrome 155」では247件もの脆弱性が修正されており、同様の規模の修正が行われているとみられる。できるだけ早いアップデートが望ましい。

 デスクトップ版「Microsoft Edge」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在公式サイトから無償でダウンロードできる。すでに「Microsoft Edge」を利用中の場合、待っていれば自動で更新されるが、手動での更新も可能。画面右上のメニュー([…]アイコン)から[ヘルプとフィードバック]-[Microsoft Edge について]画面(edge://settings/help)へアクセスするとよい。