「PowerToys」を使いこなして効率UP! プレビュー版を一足先に体験

第7回

[Alt]+[Space]キーで簡単に呼び出せるコマンド型のランチャー「PowerToys Run」

タスク切り替え、シェルコマンドの実行、簡単な計算も可能

[Alt]+[Space]キーで簡単に呼び出せるコマンド型のランチャー「PowerToys Run」

 「PowerToys」の各機能を紹介する本連載。第7回となる今回は、[Alt]+[Space]キーで簡単に呼び出せるコマンド型のランチャー「PowerToys Run」を取り上げる。

高機能なコマンド型ランチャー「PowerToys Run」

 Windows 10の検索ホーム([Windows]+[S]キー)はファイルやフォルダ―、アプリケーションを検索して開くのに便利だが、もうちょっと気の利いたランチャーが欲しいというユーザーは少なくないだろう。デスクトップ左下にこじんまりと表示するのではなく中央で大きく使いたいとか、検索結果に表示される項目を増やすなどカスタマイズしたいとか、すでに開いているならば新規にアプリを起動するのではなくタスクスイッチしてほしい……などなど、望みはキリがない。ついでに言うならば、簡単な電卓機能ぐらいは標準搭載しておいてほしいものだ。

 「PowerToys Run」はこうした贅沢を多少なりとも叶えてくれるツールだ。以前に窓の杜でも紹介したことのある「Wox」にインスパイアされているようで、本家ほど高機能でないようだが、なかなか便利だ。クロスプラットフォーム対応の「Launchy」、Macで有名な「Alfred」に似たテイストのコマンドランチャーが欲しければ、試す価値はある。

 なお、この機能を利用するには「Windows 10 バージョン 1903」以降が必要となるので注意したい。

基本的な使い方

 「PowerToys Run」は[Alt]+[Space]キーで簡単に呼び出せる。デスクトップ中央に入力ボックスが現れたら、そのままキーを入力していこう。ボックスの下に検索結果がプルダウンされるので、上下の矢印キーで選択して[Enter]キーを押せばコマンドを実行したり、ファイル・フォルダーを開くことができる。検索キーワードの入力中に薄くサジェストワードが現れたら、[Tab]キーを押してみよう。検索キーワードが入力補完され、そのまま実行できるようになる。

キーワードを入力して、検索結果のドロップダウンから目的のものを選択。[Tab]キーで入力補完を利用してもよい。検索機能右側のアイコンは、後述の追加アクション

 ちなみに、「PowerToys Run」を途中で閉じたくなったら[Esc]キーを押せばよい。

アプリとファイルの検索

 「PowerToys Run」には、大きく分けて4つの機能がある。もっとも基本となるのは、アプリとファイルの検索だ。これは“Windows Search”をそのまま使っているようで、Windows 10の検索ホームとそれほど大きな違いはない。

アプリとファイルの検索

 ただ、[Enter]キーで開く(実行)する以外にも、マウスやキーボードショートカットで追加のアクションが利用できるのは便利だ。

  • [Ctrl]+[Shift]+[Enter]キー:管理者権限で開く
  • [Ctrl]+[Shift]+[E]キー:ファイルのあるパスを「エクスプローラー」で開く
  • [Ctrl]+[Shift]+[C]キー:「コマンド プロンプト」で実行する
  • [Ctrl]+[C]キー:(ファイルやフォルダ―のみ)パスをクリップボードへコピーする

タスクの切り替え(タスクスイッチ)

 「PowerToys Run」には、以前「PowerToys」に収録されていたプロセス検索ツール「Window Walker」が組み込まれており(開発終了ながら“GitHub”で単体入手可能)、実行中のタスクも検索できる。

実行中のタスクを検索。「Window Walker」と呼ばれていた機能だ

 筆者などはついついデスクトップをウィンドウでいっぱいにしてしまい、すでに開いているフォルダーを探すのが面倒になって新しく開いてしまったりするのだが、この機能があればデスクトップに埋もれている「エクスプローラー」のウィンドウもキーワードベースですばやく探し出せる。

シェルプラグイン

 検索ボックスの先頭に“>”を入力すると、シェルのコマンドを実行できる。“ファイル名を指定して実行”([Windows]+[R]キー)に相当すると考えればいいだろう。

先頭に“>”を入力すると、シェルのコマンドを実行

電卓機能

 「PowerToys Run」は簡単な電卓機能を備えており、数式を入力するとその答えを算出し、検索結果に表示してくれる。検索結果を選択すれば、結果をクリップボードへコピーすることも可能だ。

簡単な電卓機能