「PowerToys」を使いこなして効率UP! プレビュー版を一足先に体験
第8回
[Windows]キーを使った便利なショートカットの“あんちょこ”を表示「Shortcut Guide」
[Windows]キーの長押しで簡単に呼び出せるのが魅力
2020年8月14日 10:30
キーボードショートカットの“あんちょこ”ツール「Shortcut Guide」
Windows 10には[Windows]キーと組み合わせて利用できる便利なショートカットキーが数多く用意されているが、そのすべてを把握し、使いこなしているユーザーはあまりいないのではないだろうか。頻繁に使う機能や覚えやすいものから少しずつ覚えていけばよいが、そもそも調べるのが大変面倒くさい。
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そこでお勧めしたいのが、この「Shortcut Guide」だ。このツールを有効化すれば[Windows]キーの長押しでキーボードショートカットの案内(ガイド)をデスクトップにオーバーレイ表示可能で、そのまま[Windows]キーを押したまま追加のキーを押せば、ショートカットキーが発動する。[Windows]キー関連のショートカットに習熟していなくても、ショートカットキーを使いこなすことができるだろう。
なお、オーバーレイ(ショートカットガイド)が表示されるまでの時間や半透明度は、「PowerToys」の設定画面の[Shortcut Guide]セクションでカスタマイズが可能。ライト・ダークのどちらのテーマを利用するかも、「PowerToys」とは独立に設定できる。
今後の改善にも期待
さて、ここまで「PowerToys」に収録されている8つの機能を紹介してきた。どれも便利で魅力的な機能だが、これで完成というわけではない。各機能のブラッシュアップは今後も継続される。また、新機能の追加も続けられるとのこと。当初の案では、以下のツールが検討されていた。
- 応答しないプロセスを簡単に終了させるツール
- アニメーションGIFスクリーンレコーダー
- ノートPCをモニターへ繋いだときに特定のウィンドウ配置を復元する機能を備えたフルウィンドウマネージャー
- [名前を指定して実行]ダイアログ([Windows]+[R]キー)の代替ツール
- タスク切り替えツール([Alt]+[Tab]キー)の改良版(ブラウザーのタブ切り替えや実行中のアプリの検索など)
- バッテリーのログ機能
- タスクバーから解像度を手軽に切り替えられるツール
- フォーカスがなくてもマウスイベントを受け取れるツール
- 「コマンド プロンプト」や「PowerShell」、「Bash」をサポートした[ここから開く]ツール
- ファイルを閲覧するためのコンテンツメニュー
このほかにも皆に認められる便利なユーティリティを提案できれば、採用される可能性もなくはない。そこまで大掛かりなものではなくても、「PowerToys」を使っていてもし要望や改善点があれば、“GitHub”のプロジェクトページへ積極的にフィードバックを送ってほしい。
「PowerToys」を使いこなして効率UP! プレビュー版を一足先に体験 目次
- “これ、いいな”と思った色を手軽に採取できる「Color Picker」
- ウインドウを使い慣れた位置・サイズに配置して作業効率を上げる「FancyZones」
- SVG/Markdownを「エクスプローラー」上でプレビューできるようにする「File Explorer」
- 画像ファイルのリサイズを右クリックメニューから手軽に「Image Resizer」
- キーボードのキーを入れ替えて使いやすくカスタマイズ「Keyboard Manager」
- ファイル名の一括変更を右クリックメニューから手軽に利用できる「PowerRename」
- [Alt]+[Space]キーで簡単に呼び出せるコマンド型のランチャー「PowerToys Run」
- [Windows]キーを使った便利なショートカットの“あんちょこ”を表示「Shortcut Guide」