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Windows標準スクショツール「Snipping Tool」がラフに手書きした図形を自動整形可能に
「OneNote」や「Word」、「Excel」、「PowerPoint」などでもおなじみ
2025年3月14日 13:12

米Microsoftは3月13日(現地時間)、Windows 11標準のデスクトップ撮影・録画アプリ「Snipping Tool」のアップデート(v11.2502.18.0)を発表した。「ドロー&ホールド」(Draw & Hold)への対応と起動エクスペリエンスの改善が含まれており、まずは「Windows Insider Program」のCanary/Devチャネルでテストされる。
ドロー&ホールド
「ドロー&ホールド」は、デジタルペン(Windows Ink)で書き込んだ線や矢印、図形を自動でキレイな形に整形してくれる機能。「OneNote」や「Word」、「Excel」、「PowerPoint」などでもおなじみだ。
「Snipping Tool」の注釈機能にはすでに図形ツールが備わっているが、わざわざそれらを使わなくても、ラフに書いた書き込みがキレイに整形されていくのは魔法のようで見ていて楽しく、見栄えもよくなる。“インクが乾く”までであれば、必要に応じてリサイズしたり、移動させたり、形を微調整することも可能だ。
プロトコル起動エクスペリエンス
加えて、「Snipping Tool」でプロトコル起動がサポートされた。これは主にアプリ開発者向けの機能で、以下のようなURIを用いることで、他のアプリから「Snipping Tool」を起動できる。
screenclip://{host}/{path}?{query}
詳しい仕様に関してはドキュメントサイトを参照してほしいが、特定の撮影モード(画像または動画、全画面・矩形・ウィンドウなどの撮影対象)で「Snipping Tool」を起動するといった使い方が可能。リダイレクト先も指定できるので、撮影後に自分のアプリに戻るといった処理も実現できる。