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目の見えない人でも「Word」の校正を効率的に ~Windows「ナレーター」との連携を改善

スペルミスのときはゆっくり読み上げ、キーだけで効率的に修正を適用

かならずしも「ナレーター」との相性が良いとはいえなかった「Word」の「エディター」体験

 米Microsoftは5月19日(現地時間)、Windows版「Microsoft Word」のアクセシビリティ改善を発表した。OSのアクセシビリティ機能「ナレーター」を用いてスペルや文章の誤りを校正するユーザーのために、細部で修正が加えられている。

 目の見えるユーザーがテキストを校正する場合、スペルミスを示す赤い波線をはじめとする視覚的なヒントを手掛かりにすることができる。しかし、視覚に障害を抱えたユーザーはこうした視覚的なヒントを頼りにすることはできない。

 そこで、校正ツール[エディター]のサイドペインを「ナレーター」で読み上げてもらうことになるが、この[エディター]ペインは視覚障害者が「ナレーター」を用いて校正することを考慮した設計になっておらず、ラベルを繰り返し読み上げたり、高速な読み上げ設定だとスペルミスを聞き取りにくかったり、修正操作に余計なキー操作が必要となるなどの問題を抱えていた。

 今回のアップデートでは、この課題が解決されているとのこと。「エディター」ペインのユーザーインターフェイスに変更はないが、以下の改善が行われているという。

  • 明確で焦点を絞った読み上げ:[エディター]ウィンドウで誤りに移動すると、誤りの種類(スペル/文章など)→問題の語句→文の文脈→修正候補という意図的な順序で情報が提示される
  • スペルの聞き取りやすさ:スペルの誤りでは、間違った語をつづり読みする際にナレーターが一時的に速度を落とす。高速な読み上げ設定でも理解しやすい
  • 候補・操作への素早いアクセス
     ►ナレーターをONにした状態で、Word文書内で[F7]キーを押すとスペルチェックが始まる
     ►数字キーの[1]で1つ目、[2]で2つ目……といったように修正候補を適用できる
     ►[i]キーで一度無視、[g]キーですべて無視、[a]キーで辞書に追加を選べる

 この改善は、Windows版「Word」のバージョン2601(Build 19725.20126)以降で展開される。OSは2026年3月プレビューパッチ以降の適用が必要だ。