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「Microsoft 365 Copilot」アプリが大刷新 ~状況に応じて必要なものを、応答速度も向上

「Word」、「Excel」、「PowerPoint」などの統合「Copilot」も共通化

「Microsoft 365 Copilot」が大幅リデザイン

 米Microsoftは5月28日(現地時間)、「Microsoft 365 Copilot」のデザインの刷新を発表した。「Copilot」アプリと「Microsoft 365」アプリ内の「Copilot」体験の両方で大幅な見直しが行われている。

従来の「Microsoft 365 Copilot」アプリ。入力欄は固定、サイドパネルの開閉はウィンドウサイズ依存

「Copilot」アプリの刷新

 「Copilot」アプリでは、プロンプトの入力ボックスが“タスクに応じて変化するワークスペース”に進化。テキストを入力するだけでなく、コンテンツの貼り付けや書式設定にも対応。プロンプト欄は必要に応じて拡張され、下部にはタスクに応じたツールやコントロールが表示される。

 さらに、左ナビゲーションは折りたたみ・展開が可能。エージェント、履歴、会話を整理し、必要に応じて表示の有無を切り替えられる。また、ピン留めシステムやセッション呼び出し機能も改善されるという。

 このデザインの根底にあるのは「段階的開示」(Progressive Disclosure)の考え方だ。最初はクリーンで集中しやすいシンプルな画面だが、必要に応じてより多くの機能を段階的に提示することで、複雑さを抑制しつつ、使い勝手を改善している。

最初はシンプルだが、状況に応じて必要なものが現れる「段階的開示」デザイン

 また、「Copilot」の回答もまず読みやすい形で提示し、必要に応じて構造化や次のアクション提案を行うようになった。パフォーマンスも大きく向上しており、読み込み速度は2倍以上(50%以上短縮)、複雑なチャットプロンプトに対する応答速度も10%改善されているとのこと。

「Microsoft 365」アプリ内の「Copilot」体験

 「Word」、「Excel」、「PowerPoint」、「Outlook」といった「Microsoft 365」アプリにも「Copilot」が統合されているが、そのデザインも刷新される。要点は「Copilot」を呼び出すエントリーポイントの一元化、キーボードショートカットの統一だ。

「Microsoft 365」アプリで共通の「Copilot」エントリーポイント

 基本的には編集画面(キャンバス)右下にフローティングボタン(Dynamic Action Button)を表示し、ここから「Copilot」に指示を与えたり、状況に応じたプロンプト提案を選択する仕組みだが、ユーザーの要望を受け、ドッキングやリボンへの表示も選べる。

 機能面では、「Designer」「Researcher」「Word」「Excel」「PowerPoint」といったアプリに特化したエージェントが導入される。従来の汎用的なチャットから、依頼されたタスクを自律的に作業を進めるパートナーとしてふるまうようになる。

 同社によると、これらの改善により「Copilot の利用率は「Word」で27%、「Excel」で33%、「PowerPoint」で43%、「Outlook」で30%増加したとのことで、一定の成果を上げているようだ。