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「Microsoft Edge 151」が公開、約380件もの脆弱性を修正 ~「Drop」は近く廃止へ

アドレスバーがクリップボードの内容を提案

「Microsoft Edge」v151.0.4129.59が展開中

 米Microsoftは7月31日(現地時間)、デスクトップ向け「Microsoft Edge」v151.0.4129.59を安定(Stable)チャネルでリリースした。メジャーバージョンアップとなる「Edge 151」では、アドレスバーのサジェスト機能が強化。ドロップダウンに、クリップボードへコピーしたテキストやリンクが候補として表示されるようになった。そのままキーワードを検索したり、リンクへジャンプできる。

ドロップダウンでクリップボードにコピーされたテキストが入力提案されるように

 そのほかのおもな新機能と変更点は、以下の通り。

  • 企業ユーザー向けのパスキー同期:企業ユーザーでも「Edge」で作成したパスキーをデバイス間で同期できるように。パスワードレス認証を複数の端末で利用しやすくなる
  • サイドバーのアプリ一覧を廃止(企業ユーザー):企業向けユーザーは新しいアプリの追加はできなくなり、アプリタワーにピン留め済みのアプリも削除される。関連するポリシーもサポート対象外となり、設定済みのポリシーは適用されなくなる
  • 対応OSの変更:「Edge 151」以降はmacOS 13(Ventura)以降が必要。「macOS Monterey 12」のサポートは「Edge 150」が最後だった

 IT管理者向けのポリシーも拡充されている。

  • AddressBarClipboardSuggestEnabled:前述のアドレスバーにおけるクリップボードサジェストの利用可否をコントロール
  • EdgeReadingModeServiceBasedExtractionEnabled:読み取りモードでサービスベースの抽出を有効化する
  • ProcessIsolationEnabled:セキュリティ機能「プロセス分離」を有効化
  • macOS対応:「OnBulkDataEntryEnterpriseConnector」「OnFileAttachedEnterpriseConnector」「OnPrintEnterpriseConnector」

 セキュリティ関連では、384件の脆弱性が対処された。

 このうち370件は「Chromium」に由来するもので、「Google Chrome 151」で修正されたものと同じ(CVE-2026-17650〜CVE-2026-18019)。深刻度は4段階中最高の「Critical」(緊急)が7件、2番目の「High」(重要)が71件、「Medium」(警告)が170件、「Low」(注意)が122件となっている。

 残りの14件はMicrosoftが独自に採番したデスクトップ版の脆弱性で、すべて深刻度は同社の評価で「Important」(重要)。内訳はリモートコード実行が4件、なりすまし(Spoofing)が4件、情報漏えいが3件、改竄(Tampering)が3件。このほか、Android版でも情報漏えいの脆弱性3件が公表されている。

 なお、「Edge 110」で導入された 「Drop」は近い将来に廃止 される。以前から廃止が噂されていたが、これが確定した格好だ。共有したファイルは「OneDrive」に保存されているが、テキストメモは別途ダウンロードしておく必要がある。

 また、翻訳機能「Microsoft Translator」は7月30日をもって、「Edge 136」より前のバージョンでは動作しなくなった。利用するには「Edge」のアップデートが必要だ。

 デスクトップ版「Microsoft Edge」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在公式サイトから無償でダウンロードできる。すでに「Microsoft Edge」を利用中の場合、待っていれば自動で更新されるが、手動での更新も可能。画面右上のメニュー([…]アイコン)から[ヘルプとフィードバック]-[Microsoft Edge について]画面(edge://settings/help)へアクセスするとよい。