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「Microsoft Edge 110」が正式版に ~ファイルやメモを手軽にやり取りできる「Drop」を導入

セキュリティ関係の修正はCVE番号ベースで12件

「Microsoft Edge」v110.0.1587.41

 米Microsoftは2月9日(現地時間)、デスクトップ向け「Microsoft Edge」の最新安定(Stable)版v110.0.1587.41を公開した。

 「Edge 110」では、同じアカウントでサインインしているデスクトップ・モバイルデバイス同士で簡単にファイルやメモを送る仕組み「ドロップ」(Drop)がサイドバーに追加された。編集部では確認できていないが、段階的にロールアウトされるものと思われる。

 また、「Azure Active Directory」を介した設定の同期をサポート。Webページを読みやすく整形する「イマーシブ リーダー」(Immersive Reader)をIT管理者が制御するためのポリシーが追加されている。

 セキュリティ関係の修正は、CVE番号ベースで12件。内容は「Google Chrome 110」とほぼ同じ(最大深刻度「High」)だが、「Edge」独自の脆弱性が2件含まれる。

  • CVE-2023-21794:Microsoft Edge (Chromium-based) Spoofing Vulnerability(Low)
  • CVE-2023-23374:Microsoft Edge (Chromium-based) Remote Code Execution Vulnerability(Moderate)

 デスクトップ版「Microsoft Edge」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在公式サイトから無償でダウンロード可能。すでに「Microsoft Edge」を利用中の場合は、自動で更新されるため何もする必要はない。手動で更新したい場合は、画面左上のメニュー([…]アイコン)から[ヘルプとフィードバック]-[Microsoft Edge について]画面(edge://settings/help)へアクセスするとよい。