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「Copilot in Excel」が「GPT-5.6」「Claude Opus 5」に対応 ~2026年7月更新

インライン引用、同期コネクター、ブランドキットなどの新要素も

「Microsoft Excel」の2026年7月アップデート

 米Microsoftは7月28日(現地時間)、「Microsoft Excel」の2026年7月アップデートを発表した。今月も「Copilot in Excel」の強化が中心となっている。

インライン引用(Windows/Mac/Web)

 「Copilot」が回答する際に、その根拠として付記する引用(Citation)が改善。情報源となったコンテンツの該当箇所へ直接リンクするようになり、より実用的になった。

インライン引用

 「Copilot」コネクターやWebなど、データソースを問わず引用を統一する仕組みも進めているという。

同期コネクターが一般提供(Windows/Mac/Web)

 「Copilot in Excel」で同期コネクター(synced connectors)の一般提供が開始された。

 同社はすでに、ロンドン証券取引所(LSEG)やムーディーズ(Moody’s)といった外部プロバイダーのライブデータをシートへ取り込むフェデレーテッドコネクター(federated connectors)を提供している。このタイプのコネクターは内部でMCPを利用しており、外部プロバイダーのライブデータをリアルタイムで取得できるというメリットがあるが、あくまでもユーザー単位で利用するもので、「Microsoft 365」(Microsoft Graph)にはインデックス化されない。読み取り専用で、「Copilot」が行うのは基本的に参照のみだ。

 一方、同期コネクターは取得したデータを「Microsoft 365」でインデックス化(同期)する。組織内の接続済みコンテンツ(作業項目、チケット、DBの行、CRMレコード、文書など)をシートへ取り込み、「Microsoft 365」で検索できるようにしたり、「Excel」の分析機能と「Copilot」を使って自然言語で分析できるようにするわけだ。一度接続すれば、「Excel」のブック内を含む組織内の「Microsoft 365」全体で利用することも可能だ。

「Power BI」のデータを根拠にした分析(Windows/Mac/Web)

 ガバナンスが適用された「Power BI」のデータを根拠に、「Copilot in Excel」で分析・要約を実行できるようになった。数値を手作業でコピーして突き合わせたり、「Power BI」と「Excel」を行き来したりする必要がなくなる。

 この機能はWindows/Mac/Web向けに展開中。

ブランドキット/テーマデザインの2スキル(Windows/Mac/Web)

 6月に対応したばかりの「スキル」に、2つの書式設定スキルが加わった。

  • ブランドキットスキル:「Microsoft 365 Brand Center」に登録された自社のブランドキットを使ってブックを整える。承認済みの色・フォント・ロゴがテーブルやグラフへ自動的に適用されるので、手作業なしで社内ガイドラインに沿ったレポートに仕上がる。「@brand-kit」スキルを指定して依頼する
  • テーマデザインスキル:統一感のあるデザインテーマをデータへ適用する。調和のとれたカラーパレットを選び、グラフのスタイルを整え、要点が目立つようにレイアウトを組み立ててくれる。「@theme-design」スキルを指定して依頼する
ブランドキットスキル

2つのフロンティアモデルに対応

 「Copilot in Excel」で利用できるAIモデルも拡充されている。

 「GPT-5.6」はナレッジワークと多段階の推論に最適化されており、より複雑な分析でも手作業による組み立てを減らして結論までたどり着ける。「Claude Opus 5」は、より質の高いモデリングや洗練されたブックの作成を通じて、複雑な分析を支援するという。どちらを使うかは「Copilot in Excel」の画面から選択できる。

自動保存OFFのブックにも対応(Windows/Mac)

 これまで「Copilot in Excel」は自動保存(AutoSave)がONになっているブックでしか利用できなかったが、OFFでも利用できるようになった。未保存の変更がある場合は、「Copilot」が変更を加える前に自動保存を有効化するよう促されるが、有効にせず「Copilot」の利用を続けることも可能。

 この機能はWindows/Mac向けに展開中だ。

サポート記事を刷新

 そのほかにも、ここ数カ月で「Copilot in Excel」への投資が大きく進んだことを受け、関連するサポート記事がすべて刷新された。個人設定やルール、スキル、数式提案の管理といった新しい要素が反映されているほか、データの可視化や「SharePoint」「OneDrive」上のデータの活用など、日々の業務での使い方も紹介されているとのこと。