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「Microsoft Excel」の「Copilot」に多くの新機能、ピボットテーブルも改善 ~2026年6月更新
AIに添付できるファイルも30種類以上追加、サイズの制限は最大50MBにまで緩和
2026年7月2日 06:45
米Microsoftは6月30日(現地時間)、「Microsoft Excel」の2026年6月アップデートを発表した。「Copilot in Excel」の強化を中心に、ピボットテーブルの改善など多くの新機能が盛り込まれている。
これらの新機能は一部テスト中のものを除き、「Microsoft 365」のサブスクリプション契約者に順次提供される。
「Copilot in Excel」の「個人設定」と「ワークブック ルール」(Windows/Mac/Web)
「Copilot in Excel」はユーザーの指示をAIが解釈し、ユーザーに代わり「Excel」を操作してくれる便利な機能だが、いつも同じ応答をするわけではない。返答のフォーマット(形式)をそろえたり、生成するブックに特定のスタイルを適用したりしたい場合は、毎回それを指示する必要がある。
「個人設定」(Personalization)は、そうした毎回行う指示をあらかじめ登録しておける機能だ。設定した指示はアカウントに保存され、すべての「Copilot in Excel」のセッションに適用されるので、毎回ゼロから指示する必要がなくなる。
この機能はすでに一般提供されている。
一方の「ワークブック ルール」は、特定のブックに紐づく。ルールはブック内に保存され、他のユーザーとブックを共有しても引き継がれる。そのため、チームや組織でファイルの見た目や振る舞いを標準化したい場合に便利だ。
ワークブック ルールは現在、「Microsoft 365 Insider」に参加する「Excel」で先行提供中。
カスタムスキル(Insider向け、Windows/Mac)
金融業務ではDCF(割引キャッシュフロー)モデルの構築や月次レポート更新、予実分析といった作業がよく行われるが、そのたびに毎回、ゼロから詳細な指示を行うのは面倒だ。
「スキル」(skills)はこうした反復的なプロセスのやり方を「SKILL.md」に記述しておくことで、定型的な成果物を得られるようにするオープン標準規格。「Excel」の場合、特定の「OneDrive」フォルダーに保存しておけば、必要に応じて読み込まれる。
この機能は「Microsoft 365 Insider」に参加するWindows/Macユーザーに展開中。来月にはWebも含めて一般提供される予定だ。
「Copilot in Excel」の新しいデータコネクター
「Copilot in Excel」はコネクターを介してリアルタイムな情報を取得できる。この機能は金融業務でとくに有用で、すでにロンドン証券取引所(LSEG)やムーディーズ(Moody’s)などの金融データコネクターが利用可能。
今月のアップデートでは、この金融データコネクターがさらに拡充された。
- CB Insights
- Daloopa
- FactSet
- Morningstar
- PitchBook
- S&P Global(Deterministic Retrieval)
また、金融以外の分野でもさまざまなコネクターが利用できるようになっている。
- HubSpot
- Intercom
- Linear
- Notion
- Canva
- Google カレンダー
- Google 連絡先
「Claude Opus 4.8」モデルへの対応
さらに、「Copilot in Excel」でAnthropicの「Claude Opus 4.8」が選べるようになった。Microsoftは「Microsoft 365」でマルチモデル対応を進めており、OpenAIの「GPT」に依存しない体制を構築しつつある。
この機能はすでに一般提供されている。
応答から変更箇所へジャンプ(Windows/Mac/Web)
「Copilot」チャットの応答に、編集されたテーブル、グラフ、図形、セル範囲などへのリンクが表示されるようになった。リンクをクリックすると、ブック内の該当箇所へ直接移動できて便利だ。

この機能はすでに一般提供されている。
扱えるコンテキストとファイルの拡大(Windows/Mac/Web)
「Copilot in Excel」に渡せる業務コンテキストが拡充。ドキュメントだけでなく、人物、メール、会議、「Teams」のチャットやチャネル、「Loop」ページ、Webコンテンツなども含められるようになった。いずれもファイルピッカーから選択可能。
また、アップロードできるファイル形式が30種類以上(json、xml、tsv、zip、md、html、py など)も追加され、サイズの制限も最大50MBにまで緩和された。より広範なデータや複雑な情報を「Excel」内で分析できるようになる。
この機能はすでに一般提供されている。



























