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AIノート「NotebookLM」が大幅進化 ~コード実行、Excel・パワポ出力に対応

「Gemini 3.5」と「Antigravity」ベースになり、自分で資料を探すことも可能に

AIノート「NotebookLM」が大幅進化(同社サイトより引用)

 米Googleは6月8日、AIノート「NotebookLM」の数々の機能強化を発表した。「Gemini 3.5」と「Antigravity」に対応したほか、出力フォーマットの追加や、チャットやWeb検索からソースに追加できる機能追加がなされた。

Gemini 3.5とAntigravityベースに

 「NotebookLM」が、同社の最新LLM「Gemini 3.5」とAIコーディングエージェント「Antigravity」上で動作するようアップグレードされた。

 「Gemini 3.5」によって、より正確で信頼性の高い情報を提供し、思考プロセスをより明確に把握できるようにする。また「Antigravity」によって、「NotebookLM」からより深い研究や複雑な分析に役立つコードを生成して実行可能。100種類以上の厳選されたソフトウェアスキルが含まれ、ノートブックのソースをより深く理解するための幅広い能力が利用可能になる。

 新しい「NotebookLM」は以前のものに比べ、主要な評価項目の上位5つにおいて、平均で65%以上の勝率(同等のもの水準を15ポイント上回る)を達成した。中でも、大規模な文書の分析においては69.9%の勝率となり、高度なWeb調査と情報源の発見においては78.2%の勝率を記録している。

ジャンルごとに以前の「NotebookLM」と比較した結果(同社サイトより引用)

出力形式が増加

 「Excel」のXLSX形式や「PowerPoint」のPPTX形式など、より多彩なファイル形式で出力できるようになった。また、出力に関する詳細な指示もできるようになった。出力データは[Studio]パネルから直接ダウンロードでき、後から編集することもできる。

 出力フォーマットは以下のとおり。

  • データの可視化とグラフ:PNG/SVG形式
  • ドキュメント:PDF/DOCX/Markdown/TXT形式
  • Nano Bananaによる画像:PNG/JPEG/GIF形式
  • 構造化データ:CSV/JSON
  • Microsoft Excel:XLSX
  • Microsoft PowerPoint:PPTX
出力フォーマットが追加(同社サイトより引用)

チャットやWeb検索からノートブックのソースに追加

 自分で資料を用意するだけでなく、チャットから資料集を構築できるようになった。たとえば、ほかの言語の一次資料を探す場合や、著者の関連作品を探す場合などに使える。さらに、Google検索を使ってWebから関連する資料を見付けてノートブックのソースに追加することも可能だ。

 ノートブックに追加するソースは自分で管理できるため、意図しない情報にもとづくことはなく、すべての情報源は明確に明記される。

チャットからソースに追加(同社サイトより引用)

ユースケースも紹介

 合わせてGoogleは、ユースケースも紹介している。

 データアナリストには、まずフォーマットや国の異なるデータを統合。さらにチャットによりWebで調べたソースを追加したり、データ分析を依頼してコードを生成し、実行させしたり、結果をグラフやPDFのレポートに出力させたりできる。

データアナリストのユースケース(同社サイトより引用)

 開発プロジェクトのプログラムマネージャーは、複雑な仕様書を「NotebookLM」で解読させて概要とロードマップにまとめ、さらにそれをスライドやレポートなどに出力させることが可能。

プログラムマネージャーのユースケース(同社サイトより引用)

 トレーニングジムのオーナーは、広告キャンペーンの広告費や売上データを分析させ、広告効果を分析して結果をグラフで可視化してもらえる。

ジムのオーナーのユースケース(同社サイトより引用)

 本アップデートは、6月8日からGoogle AI Ultraの全ユーザーとAI Ultra AccessまたはAI Expanded Accessを利用している「Google Workspace」のビジネスユーザー向けに、世界中のWeb版で展開が開始されている。今後は対象ユーザーをさらに拡大していく予定。