やじうまの杜
「コマンド プロンプト」へのパス入力はフォルダーのD&Dでもいけるぞ! なんならURLも
アドレスバーに「cmd」と入力するワザと併せて活用を
2023年6月30日 06:55
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以前、「エクスプローラー」で開いているフォルダーをカレントフォルダーにして「コマンド プロンプト」を開く技をご紹介しました。アドレスバーに「cmd」と入力して[Enter]キーを押すだけで簡単!――なのですが、実はデメリットもあります。アドレスバーの履歴が汚れてしまうのです。
アドレスバーに「cmd」と入力して[Enter]キーを押すと、一瞬
C:¥Windows¥System32¥cmd.exe
というパスが表示されることでも察せられますが、この操作は一度「コマンド プロンプト」(cmd.exe)のパスを参照しています。そのため、アドレスバーのプルダウンメニュー(パスの参照履歴)に追加されます。「コマンド プロンプト」を起動するとすぐ元のパスに書き換わっているように見えますが、再びアドレスバーをアクティブにすると「コマンド プロンプト」のパスのままであることがわかります。
まぁ、一度[戻る][進む]ボタンを押すなりすれば、アドレスバーにはまた元のパスが格納されるのですが、それもなんだか付け焼刃な感じです。
もしこの挙動があまり好きではないのであれば、もう一つの方法がお勧め。「コマンド プロンプト」を起動してから、「エクスプローラー」からフォルダーをドラッグ&ドロップしてしまう方法です。
エクスプローラーのアドレスバーに cmd の話と同じぐらい、コマンドプロンプトや Windows Terminal にファイルやフォルダーをドロップしてパスの貼り付けできること知らないという人もいそうです
— Mayuki Sawatari (@mayuki)June 5, 2023
実はこれでもパスの入力が可能。
アドレスバー左端のフォルダーアイコンをドラッグ&ドロップすれば、「エクスプローラー」で開いているフォルダーのパスが挿入されます。
最近の「エクスプローラー」はアドレスバーのパスがパンくずリストのようになっており、各階層のフォルダーを選択して移動したり、クリックしてサブフォルダーをプルダウンメニューで表示することができますが、なんとこのアイテムもドラッグ&ドロップ可能。これを知っていれば、親フォルダーをカレントにするのも簡単ですね。
ちなみに、実フォルダーではなくフォルダーのショートカットファイルの場合は、LINKファイルのパスが入力されてしまいダメでした。
また、「Microsoft Edge」のアドレスバーアイコンをドラッグした場合は、URLではなくタイトルが入力されてしまいますが、これは「Edge」のコピー&貼り付け設定(edge://settings/shareCopyPaste)を「リンク」から「プレーン テキスト」に変更するとURLが挿入されるようになるようです。閲覧ページのパスをコピーして「コマンド プロンプト」にぶち込みたい場合は、あらかじめ設定を切り替えておくと吉。
是非お役立てください。