やじうまの杜

「コマンド プロンプト」へのパス入力はフォルダーのD&Dでもいけるぞ! なんならURLも

アドレスバーに「cmd」と入力するワザと併せて活用を

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「エクスプローラー」のアドレスバーに「cmd」と入力するワザ

 以前、「エクスプローラー」で開いているフォルダーをカレントフォルダーにして「コマンド プロンプト」を開く技をご紹介しました。アドレスバーに「cmd」と入力して[Enter]キーを押すだけで簡単!――なのですが、実はデメリットもあります。アドレスバーの履歴が汚れてしまうのです。

 アドレスバーに「cmd」と入力して[Enter]キーを押すと、一瞬

C:¥Windows¥System32¥cmd.exe

というパスが表示されることでも察せられますが、この操作は一度「コマンド プロンプト」(cmd.exe)のパスを参照しています。そのため、アドレスバーのプルダウンメニュー(パスの参照履歴)に追加されます。「コマンド プロンプト」を起動するとすぐ元のパスに書き換わっているように見えますが、再びアドレスバーをアクティブにすると「コマンド プロンプト」のパスのままであることがわかります。

アドレスバーの履歴が汚れてしまう

 まぁ、一度[戻る][進む]ボタンを押すなりすれば、アドレスバーにはまた元のパスが格納されるのですが、それもなんだか付け焼刃な感じです。

 もしこの挙動があまり好きではないのであれば、もう一つの方法がお勧め。「コマンド プロンプト」を起動してから、「エクスプローラー」からフォルダーをドラッグ&ドロップしてしまう方法です。

 実はこれでもパスの入力が可能。

「コマンド プロンプト」を起動してからフォルダーをドラッグ&ドロップ

 アドレスバー左端のフォルダーアイコンをドラッグ&ドロップすれば、「エクスプローラー」で開いているフォルダーのパスが挿入されます。

 最近の「エクスプローラー」はアドレスバーのパスがパンくずリストのようになっており、各階層のフォルダーを選択して移動したり、クリックしてサブフォルダーをプルダウンメニューで表示することができますが、なんとこのアイテムもドラッグ&ドロップ可能。これを知っていれば、親フォルダーをカレントにするのも簡単ですね。

アドレスバー左端のフォルダーアイコンならば現在のパスが挿入される。パンくずリストの各アイテムをドラッグ&ドロップすることも可能

 ちなみに、実フォルダーではなくフォルダーのショートカットファイルの場合は、LINKファイルのパスが入力されてしまいダメでした。

 また、「Microsoft Edge」のアドレスバーアイコンをドラッグした場合は、URLではなくタイトルが入力されてしまいますが、これは「Edge」のコピー&貼り付け設定(edge://settings/shareCopyPaste)を「リンク」から「プレーン テキスト」に変更するとURLが挿入されるようになるようです。閲覧ページのパスをコピーして「コマンド プロンプト」にぶち込みたい場合は、あらかじめ設定を切り替えておくと吉。

「Microsoft Edge」のアドレスバーアイコンをドラッグすれば、タイトルやURLを挿入できる
どちらが挿入されるかは、設定画面で切り替え可能

 是非お役立てください。