いまさら聞けないExcelの使い方講座
【Excel】QとAが別の行に入力されているQ&A表からAだけをを取り出すテク
2025年3月19日 06:55
2行目、4行目、6行目と1行おきにデータを取り出す
表をデータ入力する時に横方向に列を増やして、関連情報を1行に入力することが多いですよね。しかし、印刷を前提とするフォーマットなどでは、1つの情報を複数行に入力する構造になっているものもあります。例えば、質問と回答例、用語解説、設定マニュアルなどです。
このような表は省スペースで体系的に情報を整理できるメリットがありますが、データベースとして扱うには適しません。複数行にまとめられている情報を分割したいですよね。上記の例なら「Q」と「A」に分けたいはずです。
その場合、偶数行の「Q」か奇数行の「A」だけを取り出すことになりますが、簡単な方法をご存じですか? 今回は1行おきにデータを取り出すテクニックを紹介します。
フィルター用のフラグを用意する
まずはフィルターを利用した簡単な方法です。例えば「a」や「b」といったフラグを用意して、絞り込むだけです。「1」「2」などでも構いません。なお、3行以上のまとまりなら「a」「b」「c」と3つのフラグを用意します。
テキストフィルターも利用できる
このサンプルの場合は[テキストフィルター]を利用しても構いません。規則性のあるコードなどでは有効な方法です。ここでは「Q」から始まるという条件で絞り込んでみます。
関数を活用する
FILTER関数、ISEVEN関数、ROW関数を組み合わせる方法もあります。ROW関数で行番号を取り出し、ISEVEN関数は偶数かどうかを判定して、一致した行をFILTER関数で取り出します。なお、奇数行を取り出したい時は、ISODD関数で奇数かどうかを判定可能です。表の見出しはあらかじめ入力しておいてください。
複数の関数を組み合わせるのは煩わしいかもしれませんが、コピペの手間は省けます。最初に紹介したフィルターを利用する方法は簡単ですぐに試せるので、ぜひ活用してください。