いまさら聞けないExcelの使い方講座
【Excel】既存の表へ1行おきに空白行を追加する時どうする? 発想の転換で超簡単に
2025年3月26日 06:55
1行おきに空白行を挿入。既存のデータも入力したい
既存の表に行を挿入して、情報を追加したいことがありませんか? 例えば、以下のように「Q」だけまとめた一覧に「A」の行を追加したい場合、どのように操作すれば、効率的に作業できるでしょうか。
以前の記事で紹介したQ&AからAだけを取り出すテクとは反対のケースです。
右クリックからの行挿入や、[Shift]+[Space]キーで行選択して[Shift]+[Ctrl]+[+]キーで行挿入などの方法はありますが、1行追加するだけでも手間はかかりますよね。
実は、少し発想を変えるだけで、このような作業は一瞬で完了します。今回は、任意の行数おきに空白行を挿入して、その間に追加の情報を効率良く入力する定番ワザを紹介します。
データ行数分の連番を用意して並べ替える
まず、「1」「2」「3」……、と連番を振ります。そして、その連番をコピーして、フィルターボタンから並べ替えるだけです。1行おきに空白行を挿入したいときは、連番を1回コピー、2行おきなら2回コピーします。同じ“連番”が連続して並ぶことで、結果的に空白行が挿入されるわけです。
空白セルを削除してデータを挿入する
では、挿入した空白行にデータを挿入してみましょう。「Q」のリストと同様に操作して、1行おきに空白行を挿入した「A」のリストを用意しておきます。
ただし、用意した「A」のリストをそのままコピーしても思い通りに貼り付けられません。「Q」のリストと交互に並ぶように「A」のリストを隣の列に貼り付けて、その後に空白セルを削除してスライドさせます。
作業用の連番を利用すれば、手動で1行ずつ挿入する手間が省けます。また、空白セルの削除もよく使うテクニックです。組み合わせて活用してみてください。