いまさら聞けないExcelの使い方講座
【Excel】複数セルへのコピペをさらに効率化! 「ジャンプ」機能を使った時短技
2025年1月22日 06:55
コピペより圧倒的に簡単&効率的
エクセルで同じデータを何度も入力する必要がある時、どのように操作しますか? コピー&ペーストで処理する人がほとんどだと思いますが、以下のような表ではどうしましょう? 集計できるように表を整えるには、空白になっている支店名と担当者名を埋める必要があります。
セルA2をコピーして、セルA3~A13にペースト、セルB2をコピーして、セルB3~B5にペースト……、と繰り返しますか? オートフィルやショートカットキーを使っても、それなりの手間がかかります。
このような作業はサッと終わらせて、次の処理に進みたいですよね? 今回は「ジャンプ」の機能と組み合わせて使える時短ワザを紹介します。
表内の空白にまとめて数式を挿入する
[Ctrl]+[G]キーを押して呼び出せる「ジャンプ」の機能はご存じの人も多いでしょう。選択中のセル範囲から“空白セル”のみを選択する際に便利です。今回のワザも、空白セルを選択するところまでは共通。その後、すぐ上にあるセルを参照して[Ctrl]+[Enter]キーを押すのがポイントです。
誤作動を防ぐために値で貼り付ける
値や数式を入力して[Ctrl]+[Enter]キーを押すと、選択中のすべてのセルに同じデータが入力される動作を使ったテクニックです。相対参照の数式は自動的にセル参照が切り替わるので、上記の手順では、セルB3に入力した数式「=B2」が選択中の空白セルすべてに入力されるわけです。
セルB4には「=B3」、セルA5には「=A4」といった数式が入力されます。このままフィルターをかけたりすると、セルの内容が変化してしまうので、“値”として貼り付け直しておきましょう。