【Excel】置換済みセルを区別のため1つずつ塗りつぶすのは無駄！ 簡単に強調するテク

変更箇所がわかるように塗りつぶすのが面倒……

　エクセルの表を扱っていると、単純に文字列を置換する作業がありますよね。該当のセルを目視で探して、直接編集するのはNGです。［検索と置換］ダイアログボックスを利用しましょう。検索するための［Ctrl］＋［F］キーに比べて、［H］はあまり知られていないと思います。

　［Ctrl］＋［H］キーを押すと、［検索と置換］ダイアログボックスの［置換］タブが表示されて、その後の置換作業がスムーズです。

“置換”するなら［Ctrl］＋［H］キーがおすすめです

　［検索する文字列］に入力した文字列を［置換後の文字列］で置換できます。意図しない箇所を置換してしまわないように、［置換］ボタンをクリックして、1箇所ずつ確認して作業しますよね。

　では、上司から更新したセルを塗りつぶしておいて、などと言われたらどうしましょうか。置換後の文字列を検索しながら、1つずつ塗りつぶしますか？　今回は、単純作業を省略するためのテクニックを紹介します。

オプションで書式を指定する

　［検索と置換］ダイアログボックスの［オプション］ボタンに注目してください。クリックするとダイアログボックスの表示が切り替わり、項目が増えます。［検索する文字列］と［置換後の文字列］の入力欄の右側に［書式］ボタンが表示されて、塗りつぶしなどの“書式”を指定できるようになります。

　意識することは少ないと思いますが実は優れもので、文字列の置換と同時に書式を設定したり、設定された書式を検索したりできます。ここでは「開発部」を「商品開発部」に置換して、同時にセルを塗りつぶしてみます。

［Ctrl］＋［H］キーを押して（①）、［検索と置換］ダイアログボックスを表示します。［オプション］（②）をクリックします

［検索する文字列］と［置換後の文字列］の入力欄の右側に［書式］（③）が表示されます

［検索する文字列］と［置換後の文字列］に文字列を入力して、［置換後の文字列］の右側にある［書式］（④）をクリックします

［書式の変換］ダイアログボックスが表示されます。［塗りつぶし］タブ（⑤）を表示して、色を選択したら（⑥）、［OK］（⑦）をクリックします

［検索と置換］ダイアログボックスに設定した書式のプレビューが表示されます（⑧）。［置換］（⑨）をクリックします

文字列が置換されて、セルが塗りつぶされました（⑩）。続けて［置換］（⑪）をクリックします

すべて置換できたら［閉じる］（⑫）をクリックします

文字列の置換と塗りつぶしの作業が完了しました

オプションは検索時にも便利

　オプションで書式を指定する検索も試してみてください。指定した文字列と書式を同時に満たすセルだけが検索できるようになります。同じ文字列でも、書式が設定されていなければ一致しないと見なされるので、活用する機会は多いと思いますよ。

オプションから、赤文字の「マーケティング部」を検索しています。黒文字の「マーケティング部」は該当しません

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