残業を減らす!Officeテクニック
Excelで表のどこを修正したのかわからない! [校閲]タブより効率的に見分ける方法
2023年11月20日 06:55
誰かにExcelファイルの更新作業をお願いした際、どこを編集したのかわからなくて困ることがありませんか? [校閲]タブには[変更内容を表示]というボタンが用意されており、修正箇所を一覧で確認できますが、使い勝手が良いとは言えません。
修正箇所が大量にある場合は、一覧をひとつずつチェックするのは現実的ではないですよね。結局、表の最初から最後まですべてチェックし直した経験があるのではないでしょうか。
実は修正したセルを自動的に強調させるテクニックがあります。[条件付き書式]を使います。また、比較用にコピーする作業前のワークシートを保護しておくと万全です。
[条件付き書式]を設定する
まず変更前のワークシートをコピーしておきます。[条件付き書式]の機能を利用して、ワークシート全体、もしくは表のセル範囲を比較し、“一致していない”場合、つまり更新した場合にセルの書式を変更する仕掛けを作ります。
動作を確認する
修正対象のワークシートを編集して、動作を確認してみましょう。変更したセルの書式が変更されます。ただし、行や列の追加は強調できますが、削除した場合は[条件付き書式]の対象となる行や列がなくなるため、強調されません。[変更内容を表示]の一覧とあわせて確認してください。
参照元のワークシートを保護する
このテックニックは[条件付き書式]を使って、参照元のワークシートの内容との違いを強調します。元になるワークシートを編集できないように保護しておくといいでしょう。なお、シートタブを右クリックして[非表示]とすると、[条件付き書式]に指定した数式が壊れてしまい、設定した仕掛けが機能しなくなるので注意してください。