やじうまの杜

『Microsoft Officeに望む唯一のこと』は[F12]キーでかなえられるという話

「Word」や「Excel」、「PowerPoint」でファイル保存ダイアログを一発で開く方法

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 「Microsoft Office」に望むことはこれだけ――という投稿が「X」(Twitter)で話題になっています。ファイルを保存するときに変な独自ダイアログを出すな、フツーのファイル保存ダイアログを出してほしい。



 「Word」や「Excel」、「PowerPoint」といった「Microsoft 365」アプリ(Office)でファイルをローカルストレージに保存するには、リボンの[ファイル]タブをクリックしてバックステージ(Backstage)と呼ばれる画面へアクセスし、[名前を付けて保存]ページを開く必要があります。

バックステージ(Backstage)の[名前を付けて保存]ページ。一般のアプリと保存の手順が異なり、煩雑で分かりにくい

 これだけでも結構面倒くさいのに、見慣れた[名前を付けて保存]ダイアログを開くにはもうひと手間必要で、しかもどこをクリックしていいのかわかりにくいのが難点。クラウドと自動同期できる「OneDrive」を使ってほしいという気持ちはわかるのですが、ローカル保存派や「OneDrive」を使っていないユーザーにとっては余計なお世話ですよね。

見慣れた[名前を付けて保存]ダイアログ。[参照]というところをクリックするのが正解らしいです

 また、一般的なアプリでは新規作成したファイルで[Ctrl]+[S]キーがファイル保存のショートカットとなっていますが、「Microsoft 365」アプリでは[名前を付けて保存]ダイアログではなく、[このファイルを保存]という独自ダイアログが表示されます。

[Ctrl]+[S]キーを押すと[このファイルを保存]という独自ダイアログが表示される

 [名前を付けて保存]ダイアログにアクセスするには、[場所を選択]というプルダウンメニューで[その他の場所]というオプションを選択する必要があります。

[場所を選択]というプルダウンメニューで[その他の場所]というオプションを選択
[名前を付けて保存]ダイアログにアクセスできる。初めからこれを出せ

 要するに、ファイルの保存が面倒くさい。私たちはただ、自分のファイルをローカルストレージの好きなところに保存したいだけなのに……。[名前を付けて保存]ダイアログを一発で出す方法はないのでしょうか。

 しかし「X」に住むとある賢者によると、実は直接[名前を付けて保存]ダイアログへアクセスする方法があるとのこと。しかもとても簡単で……単に [F12]キーを押すだけ です。



 また、 [オプション]ダイアログの[保存]ページで[キーボードショートカットを使ってファイルを開いたり保存したりするときに Backstage を表示しない]というオプションをONにする のも有効だそうです。



 [Ctrl]+[O]キーでファイルを開いたり、[Ctrl]+[S]キーでファイルを保存する際、バックステージなどのUIを飛ばして、ファイルダイアログへ直接アクセスできます。[このファイルを保存]ダイアログが出ることもあるようですが、だいたいはこれでいけるそうです。

[名前を付けて保存]ダイアログにアクセスできる

 ちなみに、[オプション]ダイアログへは、バックステージ左のナビゲーションパネルで[オプション]を選択するとアクセス可能。ウィンドウサイズが小さい場合、オーバーフローメニュー([その他…])に隠れていることがあるので注意してください。

[オプション]ダイアログへは、バックステージ左のナビゲーションパネルから