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「OneNote for Windows 10」のサポートが10月14日をもって終了

読み取り専用に。「OneNote on Windows」への移行を

「OneNote for Windows 10」のサポート終了を知らせるバナー

 米Microsoftは8月20日(米国時間、以下同)、「OneNote for Windows 10」のサポート終了が近づいているとして、改めて注意を呼び掛ける記事を公式ブログ「Microsoft 365 Insider Blog」で公開した。

 「OneNote for Windows 10」は、「ユニバーサル Windows プラットフォーム」(UWP)で開発されたWindows 10時代の「OneNote」クライアントアプリ。すでに非推奨とされており、10月14日以降、「OneNote for Windows 10」は読み取り専用となり、ノートを表示することはできるものの、編集やクラウドとの同期はできなくなる。また、アップデートや不具合修正、セキュリティパッチなども提供されなくなる。

 そのため、Win32 APIで開発された「OneNote for Windows」(OneNote on Windows)アプリへの移行が必要だ。

 「OneNote for Windows」への切り替えは簡単で、データをクラウドと同期してから、移行バナーに掲載されているボタンをクリックすればよい。「Microsoft Store」から「OneNote on Windows」をダウンロード・インストールするよう案内される。データが同期済みであれば、とくに何もしなくても「OneNote on Windows」から既存ノートへアクセスできるはずだ。

ノートのクラウド同期は基本的に自動で行われるが、ノートブックの右クリックメニューから手動で行うことも可能
移行バナーに掲載されているボタンをクリックすると、「OneNote on Windows」のダウンロードが案内される

 なお、「OneNote on Windows」ではAI機能「Copilot」の導入をはじめとする改善が予定されているとのこと。今後のアップデートに期待したい。