やじうまの杜

あと一週間! 引退となるMicrosoft製品は「Windows 10」のみにあらず、他もチェック

「Office 2016」、「Office 2019」、「Visual Studio 2015」など多数

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米国時間10月14日に引退となるMicrosoft製品は「Windows 10」だけにあらず

 「Windows 10」のサポート終了まであと1週間を残すのみとなりましたが、米国時間10月14日にサポートやサービスの期間が満了するMicrosoft製品は「Windows 10」だけではありません。「Windows 10」の話題に埋もれて忘れられがちなこれらの製品も、もう一度チェックしておきましょう。

製品の引退(Product Retirements)

  • Windows 10 Enterprise and Education
  • Windows 10 Home and Pro
  • Windows 10 IoT Enterprise

 「拡張セキュリティ更新プログラム」(ESU:Extended Security Update)への登録を完了しない限り、今後セキュリティ更新プログラムなどの提供はありません。後継製品への移行が必要です。

サービスの終了(End of Servicing)

  • Windows 11 Enterprise and Education, Version 22H2
  • Windows 11 IoT Enterprise, Version 22H2

 今月のセキュリティ更新プログラムが最後となりますが、「バージョン 24H2」や「バージョン 25H2」といった後継バージョンへアップグレードすれば引き続きサポートを受けられます。

サポート終了製品(Products reaching End of Support)

  • Access 2016
  • Access 2019
  • Dynamics 365 Business Central on-premises (Fixed Policy)
  • Excel 2016
  • Excel 2019
  • Exchange Server 2016
  • Exchange Server 2019
  • Microsoft Office 2016
  • Microsoft Office 2019
  • Microsoft Report Viewer 2015 Runtime
  • OneNote 2016
  • OneNote for Windows 10
  • Outlook 2016
  • Outlook 2019
  • PowerPoint 2016
  • PowerPoint 2019
  • Project 2016
  • Project 2019
  • Publisher 2016
  • Publisher 2019
  • Skype for Business 2016
  • Skype for Business 2019
  • Skype for Business Server 2015
  • Skype for Business Server 2019
  • Visio 2016
  • Visio 2019
  • Visual Studio 2015
  • Visual Studio Team Foundation Server 2015
  • Windows 10 2015 LTSB
  • Windows 10 IoT Enterprise LTSB 2015
  • Windows 10 Team (Surface Hub)
  • Windows Defender Exploit Guard
  • Windows Defender for Windows 10
  • Windows Server 2012, Extended Security Update Year 2
  • Windows Server 2012 R2, Extended Security Update Year 2
  • Word 2016
  • Word 2019

 サポートが打ち切られた製品に関しては、以下の対応が行われます。

  • 脆弱性に関するテクニカルサポート、バグ修正、およびセキュリティ修正プログラムが提供されなくなる。つまり、新しい脆弱性が見つかっても基本的に修正されることはない
  • 「Microsoft Update」から更新プログラムが提供されなくなる
  • 電話やチャットによるテクニカルサポートを受けることができない
  • コンテンツをサポートするための更新プログラムは提供されない。ほとんどのオンラインヘルプコンテンツが削除される

 ただちに製品が利用できなくなるわけではありませんが、利用の継続はセキュリティ上のリスクが大きく、到底おすすめはできません。できるだけ早い後継製品への移行が必要です。

 また、OSのサポート終了に併せて対応を打ち切るサードパーティー製(Microsoft以外)のアプリ・ゲーム(「ファイナルファンタジーXIV」など)もある点にも注意しましょう。