やじうまの杜
あと一週間! 引退となるMicrosoft製品は「Windows 10」のみにあらず、他もチェック
「Office 2016」、「Office 2019」、「Visual Studio 2015」など多数
2025年10月8日 06:45
「やじうまの杜」では、ニュース・レビューにこだわらない幅広い話題をお伝えします。
「Windows 10」のサポート終了まであと1週間を残すのみとなりましたが、米国時間10月14日にサポートやサービスの期間が満了するMicrosoft製品は「Windows 10」だけではありません。「Windows 10」の話題に埋もれて忘れられがちなこれらの製品も、もう一度チェックしておきましょう。
製品の引退(Product Retirements)
- Windows 10 Enterprise and Education
- Windows 10 Home and Pro
- Windows 10 IoT Enterprise
「拡張セキュリティ更新プログラム」(ESU:Extended Security Update)への登録を完了しない限り、今後セキュリティ更新プログラムなどの提供はありません。後継製品への移行が必要です。
サービスの終了(End of Servicing)
- Windows 11 Enterprise and Education, Version 22H2
- Windows 11 IoT Enterprise, Version 22H2
今月のセキュリティ更新プログラムが最後となりますが、「バージョン 24H2」や「バージョン 25H2」といった後継バージョンへアップグレードすれば引き続きサポートを受けられます。
サポート終了製品(Products reaching End of Support)
- Access 2016
- Access 2019
- Dynamics 365 Business Central on-premises (Fixed Policy)
- Excel 2016
- Excel 2019
- Exchange Server 2016
- Exchange Server 2019
- Microsoft Office 2016
- Microsoft Office 2019
- Microsoft Report Viewer 2015 Runtime
- OneNote 2016
- OneNote for Windows 10
- Outlook 2016
- Outlook 2019
- PowerPoint 2016
- PowerPoint 2019
- Project 2016
- Project 2019
- Publisher 2016
- Publisher 2019
- Skype for Business 2016
- Skype for Business 2019
- Skype for Business Server 2015
- Skype for Business Server 2019
- Visio 2016
- Visio 2019
- Visual Studio 2015
- Visual Studio Team Foundation Server 2015
- Windows 10 2015 LTSB
- Windows 10 IoT Enterprise LTSB 2015
- Windows 10 Team (Surface Hub)
- Windows Defender Exploit Guard
- Windows Defender for Windows 10
- Windows Server 2012, Extended Security Update Year 2
- Windows Server 2012 R2, Extended Security Update Year 2
- Word 2016
- Word 2019
サポートが打ち切られた製品に関しては、以下の対応が行われます。
- 脆弱性に関するテクニカルサポート、バグ修正、およびセキュリティ修正プログラムが提供されなくなる。つまり、新しい脆弱性が見つかっても基本的に修正されることはない
- 「Microsoft Update」から更新プログラムが提供されなくなる
- 電話やチャットによるテクニカルサポートを受けることができない
- コンテンツをサポートするための更新プログラムは提供されない。ほとんどのオンラインヘルプコンテンツが削除される
ただちに製品が利用できなくなるわけではありませんが、利用の継続はセキュリティ上のリスクが大きく、到底おすすめはできません。できるだけ早い後継製品への移行が必要です。
また、OSのサポート終了に併せて対応を打ち切るサードパーティー製(Microsoft以外)のアプリ・ゲーム(「ファイナルファンタジーXIV」など)もある点にも注意しましょう。