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Android版「Firefox」の翻訳機能が日本語・中国語・韓国語に対応

デバイス内で完結するローカル処理でプライバシーを保護する

Android版「Firefox」が中国語・日本語・韓国語に対応

 Mozillaは8月18日、Android版「Firefox」の翻訳機能が日本語・中国語・韓国語(CJK)の3言語に対応したと発表した。

 「Firefox」の翻訳機能はデータをクラウドに送信せず、デバイス上で処理するため、デバイスから外部にデータが漏れずにプライバシーが保護されるという。さらに、言語モデルをダウンロードすればオフラインでも動作する。

 同技術の開発には、CJK言語を堪能なMozilla社員やコミュニティテスター、アジア太平洋諸島出身の従業員のためのMozillaリソースグループであるMozAPIのメンバーが協力。各言語の微調整が行われている。また、モバイル端末でもローカル実行でスムーズに動作できるよう、現在閲覧している部分を優先的に翻訳することで、複雑な言語も素早く処理できるよう工夫されているという。

 なお、最新デスクトップ版の「Firefox」でも、以前は対応していなかったCJK言語への翻訳機能がテスト中のようだ。デスクトップ版の翻訳機能もローカルで実行されるため、Android版と同様の技術が使われているとみられる。