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iOS版「Firefox」にローカル翻訳、Android版ではアプリアイコンを変更可能に

デスクトップ版のようにAI検索「Perplexity」を選ぶことも

Mozilla、モバイル向け「Firefox」の改善を発表

 Mozillaは12月9日(米国時間)、モバイル向け「Firefox」(iOSAndroid)で最近実施された改善を発表した。3つの新機能が導入されているという。

iOSアプリにおけるオンデバイス翻訳

 iOS版「Firefox」では、ローカルAIによる翻訳(オンデバイス翻訳)がサポートされた。

 他社製のWebブラウザーに搭載されている翻訳機能はクラウドの翻訳サービスを利用するのが一般的なため、閲覧データが外部に送信されてしまう。しかし、「Firefox」のオンデバイス翻訳ならばその心配はない。これはプライバシー保護を第一に考えているユーザーにとっては魅力だ。

 また、インターネット接続のない環境でも利用できるというメリットもある。

オンデバイス翻訳。閲覧ページの言語が「Firefox」の表示言語と異なる場合に、ポップアップで翻訳の提案が行われる

 なお、Android版にはオンデバイス翻訳がすでに実装済み。iOS版、Android版ともに日本語にも対応している。

Androidでアプリアイコンをカスタマイズ

 Android版「Firefox」には、iOS版で好評だったアプリアイコンのカスタマイズ機能が導入された。さまざまなスタイルの中から、好みのものを選べる。

アプリアイコンをカスタマイズ

新しい検索オプション

 さらに、AI搭載の回答エンジン「Perplexity」が検索バーで選べるようになった。会話スタイルで閲覧ページの要約を依頼したり、質問に引用付きで回答してもらえる。

 なお、この機能はデスクトップ版でも利用可能。「Firefox 144」から導入されている。