該当するはずのデータが検索されないのはなぜ?
エクセルでデータを検索する際のショートカットキーはご存じですか? [Ctrl]+[F]キーです。[ホーム]タブにある[検索と置換]-[検索]と選択するより圧倒的に効率的です。
例えば、以下のような表から「山口」を検索したい時は、[Ctrl]+[F]キーを押して[検索と置換]ダイアログボックスを呼び出して、キーワードを指定して検索します。
[Ctrl]+[F]キーを押して(①)[検索と置換]ダイアログボックスを呼び出し、キーワードとして「山口」を入力して(②)、[次を検索](③)をクリックします。該当のセルが選択されます 続けて[次を検索]をクリックすると、次に該当するセルが選択されます。そして、もう一度[次を検索]をクリックすると……。なぜか最初のセルに戻ってしまいます。
もう一度[次を検索](④)をクリックすると、次のセルが選択されました。さらに[次を検索]をクリックすると…… ほかのワークシートに「山口」が含まれていても、オプションを指定しない場合は検索対象にならないためです。また、ワークシートに検索したデータが含まれていない場合はエラーメッセージが表示されます。今回は、ファイル(ブック)全体を対象に検索する方法を紹介します。
ワークシートに検索したデータが含まれていない場合はエラーメッセージが表示されます 「ブック」を対象に検索する
[検索と置換]ダイアログボックスの[オプション]を表示して[検索場所]を[ブック]に変更します。なお、オプションの折り畳み・展開の状態は以降も保持されます。
[検索と置換]ダイアログボックスを表示して、キーワードを入力しておきます。[オプション](⑥)をクリックします [検索場所]から[ブック](⑦)を選択して、[次を検索](⑧)を何度かクリックします ワークシートが切り替わって、該当するセルが選択されました(⑨) すべての検索結果からジャンプする
くり返し[次を検索]をクリックしても構いませんが、該当箇所にジャンプできる[すべて検索]の機能も便利です。一覧から該当するセルを表示可能です。
キーワードに一致するセルが一覧で表示されます(⑪) 一覧からジャンプしたいセルを選択します(⑫)。ワークシートが切り替わり、該当のセルが選択されます(⑬) [すべて検索]を活用しよう
多くの人が[検索と置換]ダイアログボックスを利用していると思いますが、[すべて検索]は意外と使われていない印象です。「あのデータはどこかのワークシートにあったはず」といった時に役立つ便利技です。ぜひ使ってみてください。