いまさら聞けないExcelの使い方講座
【Excel】複数シートにある表の列幅をピッタリ合わせたい几帳面さん向けのワザ3選
2024年9月11日 06:55
列幅を揃える3つの方法
複数のシートに同じ形式の表がある時、列幅の違いが気になることがありませんか? 同じ形式なら列幅は揃えたくなります。ただ、列の境界をドラッグして調整する場合、表示される数値を目安に揃えることもできますが、小数点以下の数ポイントの微調整が難しく、あまり効率的ではありません。
今回は、複数シートの列幅をぴったり合わせるテクニックを3つ紹介したいと思います。
複数シートをまとめて操作する
複数シートを選択した状態で列幅を調整します。手軽でよく知られているテクニックです。ただし、調整後は複数シートの選択を解除することを忘れないように注意してください。複数シートが選択されていることを忘れてセルの内容を編集すると、ほかのワークシートの内容も書き換わってしまいます。
“列幅”を貼り付ける
基準とするワークシートで列幅を調整しておき、“列幅”を貼り付けることもできます。この方法は、別のファイルの列幅と揃えることができるメリットもあります。
列幅を数値で指定する
数値を指定して列幅を正確に揃えることもできます。しかし、1列ごとに設定する必要があるため、手間がかかります。一般的に利用する機会は少ないでしょう。[標準ビュー]の表示では、列幅の単位はポイントです。列の境界をドラッグした時に表示される数値で確認できます。
10ポイントで約3.5mmと考えられます。例えば、A4用紙縦の横幅は210mmです。余白を除いて190mmとすると、ページの横幅に収まる列幅の合計は約54ポイントになります。基準とするワークシートの列幅を設定する時の目安にしてください。
以下は、上記の34.15ポイントの列幅をほかのワークシートに設定する手順です。
なお、[ページレイアウト]に表示を切り替えると、列幅をセンチメートル単位で指定できるようになります。用紙に合わせて列幅を設定したい時には便利です。