いまさら聞けないExcelの使い方講座
【Excel】セル内の改行が邪魔! スマートに一括削除する2つのテク
2025年5月7日 06:55
ずっと使える定番テクを覚えておこう
エクセルでは、セルの内容を読みやすくするために、任意の位置で改行することがありますよね。改行は[Alt]+[Enter]キーで挿入できます。しかし、印刷やPDFファイルとして出力しようとして列幅を調整したら、微妙な位置で折り返されてしまうこともあります。
改行を削除したくなりますが、手作業で1セルずつ編集するのは非効率ですし、削除漏れもありそうです。今回は、セル内の改行をまとめて削除する定番の方法を2つ紹介します。
[Ctrl]+[J]で改行コードを検索・置換する
最も簡単な方法は、検索・置換です。セル内の改行は「改行コード」を挿入することで実現しています。改行コードを検索できれば、空白に置換することで“削除”できますよね。[検索と置換]ダイアログボックスを呼び出して、[検索する文字列]で[Ctrl]+[J]キーを押しましょう。
SUBSTITUTE関数とCHAR関数で検索・置換する
SUBSTITUTE関数は、文字列の中から特定の文字を検索して、指定した文字で置換できる関数です。改行を含む元のデータを残しておきたい場合に便利です。引数[検索文字列]に改行コードを表す「CHAR(10)」、[置換文字列]に空白("")を指定して、改行を削除します。
なお、“スピル”に対応するバージョンでは、以下のように入力すると数式をコピーする必要がなくなります。
=SUBSTITUTE(C2:C20,CHAR(10),"")