いまさら聞けないExcelの使い方講座

【Excel】行と列を入れ替えて貼り付けたら書式崩れ! すばやくキレイに入れ替えるテク

表の縦横を入れ替えて貼り付けた時に起こりがちなトラブルを回避

縦横を入れ替えて貼り付ける時のトラブルを回避

 エクセルで作成した表の縦横を入れ替えたいことがありますよね。過去の資料を流用したり、作成中の表を見直して行列を入れ替えたいといった場合です。操作は簡単で、コピーした表を貼り付ける時に右クリックして[行/列の入れ替え]と選択するだけです。

表をコピーしておき、右クリック(①)から[行/列の入れ替え](②)と選択するだけですが……
罫線が引かれていたり、いなかったりと残念な状態になってしまいました

 実際に試してみると、少し残念な状態になってしまいます。特に罫線がバラバラな状態が気になりますね。今回は、表の縦横を入れ替えた時に起こりがちなトラブルを回避する方法を2つ紹介します。

[形式を選択して貼り付け]の機能を利用する

 セルの背景色や罫線が設定されている表の場合、上記のようなトラブルが起こります。[形式を選択して貼り付け]の機能を利用して、罫線だけを除いて貼り付けましょう。ただし、セルの背景色は残ります。背景色もクリアしたい時は、後述のショートカットキーを利用すると効率的です。

表をコピーしておきます。貼り付け先のセルを右クリック(③)して、[形式を選択して貼り付け](④)を選択します
[罫線を除くすべて](⑤)を選択します。[行/列の入れ替え](⑥)にチェックを付けて[OK](⑦)をクリックします
罫線以外の書式は残ったまま貼り付けられました

縦横の入れ替えと書式のクリアをショートカットキーで完結する

 罫線だけでなく、セルの背景色もまとめてクリアしたい場合は、[ホーム]タブにある[クリア]から書式をクリアします。ここではショートカットキーを利用して、縦横の入れ替えと書式のクリアを一気に操作してみます。

 なお、表の縦横の入れ替えは右クリックから操作して、書式のクリアのショートカットキーだけを利用する方法も便利です。

表を貼り付けた直後の状態です。[貼り付けのオプション]のメニューを表示するために[Ctrl]キーを押します(⑧)
[行/列の入れ替え]には[T]キーが割り当てられているので、このまま[T]キーを押します(⑨)
表の縦横が入れ替わります。そのまま[Alt]キーを押す(⑩)と、リボンに割り当てられたキーが表示されます。[ホーム]タブに割り当てられた[H]キー(⑪)を押します
[ホーム]タブの機能に割り当てられたキーが表示されます。[クリア]に割り当てられた[E]キーを押します](⑫)
[クリア]のメニューが表示されます。[書式のクリア]に割り当てられた[F]キーを押します(⑬)
書式がクリアされました

時短ワザとしても活用しよう

 セルの背景色や罫線などをきれいに整えた表ほど、再利用時に手がかかりますよね。セル範囲の書式をクリアする[Alt]→[H]→[E]→[F]のショートカットキーは、通常の貼り付けでも利用できます。最初から書式を設定し直したい時にも活用してください。