いまさら聞けないExcelの使い方講座

【Excel】コピペで行の高さは引き継げない?!エクセルで行の高さを保ったまま表を貼り付けるテク

既存の表を使い回そうとコピペしたらレイアウトが崩れた!

 Excel業務で効率よく仕事をこなすために、コピー&ペーストを多用している人は多いと思います。既存の表を使い回したい時などに便利ですよね。でも、表をコピーして別のシートやブックに貼り付けた時に表のレイアウトが崩れてしまい、かえって面倒だったという経験はありませんか? 以前の記事では、元の表の列幅を保ったままコピー&ペーストする方法を解説しましたが、以下の表のように行の高さを変更した表をコピー&ペーストしたい場合、この方法では行の高さはコピーできません(①)。

 そこで今回は、Excelの表を別のシートやブックにコピペする際に、元の表の行の高さを保ったままコピー&ペーストする方法を解説します。

元の表の行の高さを保ったままコピー&ペーストする

 次の「売上集計表」を使ってやってみましょう。コピー元の表の行の高さを保ったまま別のシートやブックに貼り付けたい場合は、コピーしたい範囲を選択する時に、表だけでなく、表が含まれる行全体を選択します。1行目の行番号をクリック(①)して、行全体を選択しましょう。

 そのまま8行目の行番号までドラッグ(②)すると、1~8行目までのセル範囲を選択できます。[Ctrl]+[C]キーを押して(③)、選択されたセル範囲をコピーします。

 ここでは、コピーしたセル範囲を新しいブックに貼り付けます。[Ctrl]+[N]キーを押して新しいブックを作成し(④)、貼り付け先のセル(⑤)を選択して[Ctrl]+[V]キーを押します(⑥)。

 すると、コピーしたセル範囲が貼り付けられます(⑦)。でも、元の表の行の高さはコピーできましたが、列幅は崩れたままですよね。そこで、以前の記事を参考にして、コピーした表の列幅を調整しましょう。貼り付けられた表の左下に表示される[貼り付けのオプション]ボタン(⑧)をクリックします。

 表示されたメニューから[元の列幅を保持](⑨)をクリックします。

 これでコピー元の表の列幅が適用され、元の表どおりのレイアウトになりました(⑩)。

行全体を選択してコピーすれば行の高さを保ったままコピペできる

 今回は、Excelの表を別のシートやブックにコピペする際に、元の表の行の高さを保ったままコピー&ペーストする方法を解説しました。

 以前の記事で解説した列幅を保ったままコピペする方法と一緒に覚えておくと、表のコピー&ペーストがスムーズに行えますよ。ぜひ試してみてくださいね。

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