いまさら聞けないExcelの使い方講座

【Excel】Webページの表を取り込むならコピペはNG! 簡単キレイに取り込む方法

Webページのテキスト部分だけコピペしたい!

単純にコピペできない時に試してみよう

 Webページに掲載されているデータを引用したいことがありますよね。必要な箇所をドラッグして選択、[Ctrl]+[C]でコピー、エクセルの画面を表示して[Ctrl]+[V]で貼り付けと操作することが多いでしょう。この操作で、問題のないWebページもありますが、思い通りに貼り付けられないこともあります。

窓の杜のWebページから記事一覧を選択して(①)コピーします(②)
エクセルの画面を表示して貼り付けると(③)、画像も含めて貼り付けられてしまいました
気を取り直して、右クリックから[貼り付け先の書式に合わせる](④)を選択すると……
テキストのみを貼り付けられましたが、投稿時間などの不要な行が含まれています(⑤)

 引用したかった箇所は記事名のみとすると、不要な投稿時間やサブタイトルの行を削除する手間がかかります。元のWebページから1つずつコピーするのも面倒です。そんな時は[データ]タブにある[Webから]の機能を試してください。指定したURLに含まれる“表”だけを選んでで取り込めるうえ、事前にデータを整えることもできます。

Power Queryでデータ整形&読み込み

 操作は対象のWebページのURLを指定して必要な表を指定するだけです。表示されたイメージに問題なければ、そのまま[読み込み]でOKです。読み込んだ後にエクセル上でデータを加工しても構いません。

 ここでは[データの変換]をクリックして、Power Queryエディターを利用して、不要な列の削除と連番を挿入してみます。

新しいファイルを開いて、[データ]タブ(⑥)の[Webから](⑦)をクリックします
URLを貼り付けて(⑧)、[OK](⑨)をクリックします
指定したWebページに含まれる表(テーブル)が一覧で表示されるので、選択して(⑩)内容を確認します。[データの変換](⑪)をクリックします
Power Queryエディターが表示されます。不要な列を選択して(⑫)[列の削除](⑬)をクリックします
列が削除されました。[列の追加]タブ(⑭)にある[インデックス列]の[▼]から[1から](⑮)をクリックします
追加された列を左端にドラッグします(⑯)
[ホーム]タブ(⑰)に切り替えて、[閉じて読み込む](⑱)をクリックします
テーブルとして読み込まれました

 このまま、シート上で編集を続けても構いませんが、重複データの削除や列の結合・分割といった作業が必要な場合は、Power Queryエディターのほうが自由に操作できます。画面右側の[クエリと接続]に表示される[テーブル○]をダブルクリックして、後からPower Queryエディターで再編集も可能です。

 なお、テーブルとして読み込まれた表を、通常の表に戻したい時は、[テーブルデザイン]タブの[範囲に変換]をクリックします。

 Power Queryで整形までできれば、作業効率はアップします。表のコピペに悩んだら、ぜひ試してみてください。