いまさら聞けないExcelの使い方講座

【Excel】表を編集していたら無駄な行が大量に! 不要な行や列を一括削除するテク

空白行は一括で削除できます

行や列を簡単・正確に削除できる

 エクセルの表に含まれる不要な行を削除するとき、1行ずつ選択して削除したりしていませんか? [Ctrl]キーを押しながら複数行を選択して、右クリックから[削除]と操作する人もいますよね。[Ctrl]+[-]キーを押して[行全体]を削除とする方法もあります。

不要な行を削除する場合、[Ctrl]キーを押しながら複数選択して、右クリック(①)から[削除](②)と操作することがありますよね
[Ctrl]+[-]キーを押す(③)と[削除]ダイアログボックスが表示されます。[行全体](④)を選択して[OK](⑤)をクリックすれば行を削除できます

 いずれの操作でも問題ありませんが、正確に、できれば一括で削除したいですよね。今回は、不要な行を一括で削除する方法を紹介します。不要な列を削除する時にも使えるテクニックです。

[ジャンプ]と[選択オプション]で空白セルを自動選択する

 削除する行、または列に“空白セル”が含まれていることが前提です。削除する不要な行なので、任意のセルの値を削除しておいてもいいでしょう。ここでは[取引先ID]列に含まれる、あまり意味のない見出し行を削除していきます。

不要な2,8,17,21行目を削除します

 この例では、不要な行の何も入力されていないB列を利用して空白セルを一括選択します。続けて[Ctrl]+[-]キーを押して、[削除]ダイアログボックスから[行全体]と選択して削除完了です。列を削除したい場合は[列全体]を選択します。

B列の列番号をクリックして(⑥)B列を選択します。そのまま[Ctrl]+[G]キーを押します(⑦)
[ジャンプ]ダイアログボックスが表示されます。[セル選択](⑧)をクリックします
[選択オプション]ダイアログボックスが表示されます。[空白セル](⑨)を選択して[OK](⑩)をクリックします
B列の空白セルが選択されました。この状態で[Ctrl]+[-]キーを押します(⑪)
[削除]ダイアログボックスが表示されます。[行全体](⑫)を選択して[OK](⑬)をクリックします
不要な行が削除されました

行全体や列全体を削除できる[Ctrl]+[-]キー

 あっという間に削除できましたよね。[削除]ダイアログボックスが表示されている状態で[R]→[Enter]キーと操作すると、クリックする手間も省けます。

 実は[削除]ダイアログボックスは、行全体ではなく“セル”を詰めたい時にも便利です。上や左側にある空白セルをくり上げる時は[上方向にシフト]や[左方向にシフト]を選択します。