いまさら聞けないExcelの使い方講座
【Excel】関数を覚えなくてももう大丈夫! Copilotに会話形式でお願いするだけでOK
列の追加もできる
2024年8月7日 06:55
数式が苦手な人に「Copilot」はおすすめ
パソコン関連の用語として「Copilot(コパイロット)」という言葉を耳にしたことがありませんか? Windows 11を使っている人は、タスクバーに[Copilot]ボタンが表示されているはずです。
情報収集のほか、Windowsの設定変更なども可能です。CopilotのWebサイトやスマートフォン用のアプリもあり、実はOfficeアプリでも利用できるようになっています。
ただし、個人ユーザーの場合は、Microsoft 365 Personal/Familyの契約とは別にCopilot Proの契約(税込3,200円/月)が必要になります。
職場でOfficeアプリを支給されている場合は、すぐに利用できる人もいるでしょう。Excelの画面左上を確認してみてください。
Excelだけでなく、WordやPowerPoint、Outlookでも、Copilotによる処理の自動化が可能です。今回は、ExcelのCopilotで数式を追加して列を挿入してみます。
ExcelでCopilotを使う前提条件
[Copilot]ボタンをクリックすると誘導されるので、指示に従えば設定は完了しますが、ExcelのCopilotを利用する前提条件が2つあります。
- ファイルをOneDrive上に保存して自動保存を有効にしておく
- 対象のデータが「テーブル」に変換されている、もしくは上部の1行がヘッダーになっている
なお、ExcelのCopilotのMicrosoftの公式ページには、データを分析、理解、視覚化するとあり、業務効率アップが期待されますが、現時点では“プレビュー版”です。意図通りに動かないこともあります。
会話形式で指示するだけ
表の形式を確認して、自動保存を有効にできたら、後は会話形式で指示するだけです。ここでは、売上と原価から原価率を求めてもらいます。さらに、原価率が50%以上のセルを強調してもらいます。
なお、一般的にAIに対する指示をプロンプトといいます。ここでは、Copilotに以下のようなプロンプトを入力しました。
売上と原価から原価率を計算して、[原価率]列を追加してください。
原価率が50%以上の製品に色を付けてください