石田賀津男の『酒の肴にPCゲーム』

寒すぎてPCゲームどころじゃない! 冬の防寒具は“着るゲーミングデバイス”と心得よ

筆者愛用のオフィスチェア「アーロンチェア」

PCゲーマーにも寒さ対策が必要

 年明けから日本に寒波がやってきました。私は年始に日本海側におりまして、大雪を警戒していたものの幸い積雪15cmほどで済んで、関東に戻ってきたらあちこち雪があって驚きました。

 どちらにせよ冷え込みは厳しく、この原稿を書いているPCデスク環境も大変です。エアコンをつけても、体は温かいけれど足は冷えて、設定温度を上げると頭が暑すぎるという問題。どう転んでも集中力が奪われて、冬場の原稿書きは辛いのです。

 そしてPCゲームも同じく、デスク環境で遊ばれる方が多いと思います。寒くて手がかじかむ、集中できない……ゲーマーなら経験があることでしょう。最近のゲームパッドは重いので、冷たさが余計に辛いです。

 私は2年ほど前、Internet Watchでデスク環境の寒さ対策について書いています。これ以後も、毎年アップデートするものの、未だ万全ではありません。

 ただ、今年は割と良いアップデートがあったので、お役に立てる方もいらっしゃるのではと思い、ご報告したいと思います。

足元の冷えをどうにかする戦い

 筆者が使用している椅子は、オフィスチェアの定番と言われるハーマンミラーの「アーロンチェア」。20年ほど前に購入した時は約10万円でしたが、今は倍額でも買えないとか……。

 デスクはバウヒュッテのゲーミングデスク「ステーブル・テーブル」。タイピング時の振動も伝わらず安定感抜群ですが、足元はスカスカです。

 これまでの対策をざっくりまとめると、

  • メッシュ座面に座布団(メッシュの利点が失われるがやむなし)
  • ルームブーツ(底が薄いのが難点)
  • レッグウォーマー
  • ひざ掛け

 これで改善度は体感で50%くらい。まだ足裏から冷えていく感覚があります。

年寄り用アイテムではなく、着るゲーミングデバイスとする

 この先やれることは2パターン。1つは足元専用の暖房器具を入れること。デスク用こたつやパネルヒーターがあります。問題は、電気代がかさむことと、執筆中の私の姿勢が悪いこと。足を思いっきり伸ばしたり、椅子の上で立膝していたりします。しかも集中すると無意識にやるので、足元暖房は相性が悪そうです。

 もう1つは、着ること。雪国育ちなのでスキーズボンでも履けばいいのはわかるんですが、さすがにそれはなあ……と思っていたところでピンときました。

ヒートテックタイツ

 ユニクロの「ヒートテックタイツ」です。そういえば友人がかなり前から愛用していると聞いていたんですが、『下着を増やすのは面倒だなあ。しかも年寄りくさいしなあ』と抵抗があり選択肢に入れていませんでした。しかし友人による実績があるなら試してみるべきでしょう。

 早速購入して試してみると、これ1枚でズボンを履いているのと変わらないくらい温かい。私は尻から太ももにかけてだけかなり太い体型で、腰囲に合わせてMサイズだと小さいかなと思いましたが、よく伸びるので問題ありませんでした。

 これだけで改善度は80%くらいに上がりました。足裏の冷えは確かにあるものの、それ以上は冷えが上がってこない感覚です。足全体を温めることで、足裏の冷えに対抗できているんでしょうか。ペラペラな素材なのに、こんなに温かいとは驚きです。

 難点は、ズボンが入りづらいこと。ペラペラな素材とはいえ、ぴったり目なジーンズはかなりキツくなります。元々足が太い私にはなかなか辛い問題です。「極暖ヒートテック」などの上位商品はもっと温かいそうですが、さらに厚さが増すので断念しました。

 さらに筆者は胃腸が弱いので、腹巻も導入しました。もう自分が年寄りであることを積極的に認めていくことにしました。購入したのはミズノの「ブレスサーモゆるぬく腹巻」。柔らかくよく伸び、締め付け感も少なく、はっきりと温まります。ただ仕事中は熱すぎる時もある(それだけ発熱します)ので、就寝時に使うことにしたところ、夜に目が覚める頻度が激減しました。

ブレスサーモゆるぬく腹巻

 あとはルームブーツを改善すれば100%に近づけそうです。昨年からはワークマンの「Heyaルームブーツ」を使用していて、安価な割には温かいのですが、やはり底の厚さが足りません。ルームブーツを選ばれる際には、底ができるだけ分厚いものを探してください。私はスニーカー用インソールに、発熱素材のインソールを貼り付けて、このブーツに入れ込んでいます。

Heyaルームブーツ

 装備品がゴテゴテと増えてしまい、着替える際にはかなり大変ですが、これも冬場のパフォーマンスを上げるゲーミングデバイスのうちだと思えば、楽で安い投資です。老若男女問わず、抵抗感を捨ててお試しを。

著者プロフィール:石田賀津男(いしだ かつお)

1977年生まれ、滋賀県出身

ゲーム専門誌『GAME Watch』(インプレス)の記者を経てフリージャーナリスト。ゲーム等のエンターテイメントと、PC・スマホ・ネットワーク等のIT系にまたがる分野を中心に幅広く執筆中。1990年代からのオンラインゲーマー。窓の杜では連載『初月100円! オススメGame Pass作品』、『週末ゲーム』などを執筆。

・著者Webサイト:https://ougi.net/

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 PCゲームに関する話題を、窓の杜らしくソフトウェアと絡め、コラム形式でお届けする連載「石田賀津男の『酒の肴にPCゲーム』」。PCゲームファンはもちろん、普段ゲームを遊ばない方も歓迎の気楽な読み物です。