石田賀津男の『酒の肴にPCゲーム』
アプリごとに音量や再生デバイスを調整できるフリーソフト「EarTrumpet」
『ゲームの音だけヘッドフォンで』などアプリ別に再生デバイスを切り替えて快適に
2026年1月15日 12:19
音量調整を便利にするフリーソフト
PCゲームに便利なソフトとして、Windowsのサウンド調整を便利にしてくれるフリーソフト「EarTrumpet」を紹介しよう。ゲームごとの音量を調整したい時や、他のアプリの音量との兼ね合いを考えたい時などに重宝する。
アプリごとに音量を調整
インストールすると、タスクトレイにWindows標準のサウンドアイコンとそっくりのアイコンが表示される。似すぎていて一見どっちがどっちかわからないが、Windows 11ではサウンドやネットワークのアイコンが一体化しているので、単体のスピーカーアイコンが本ソフトのもの、と見分けられる。
クリックすると、いくつかの音量のバーが表示される。一番上は現在メインに指定されている音声デバイスの音量、その下は各アプリの音量だ。サウンドを再生中のアプリでは、ボリュームのバーの上で音量が視覚的に見えるようになっている。
使い方の例としては、ゲームの音量を下げつつ、Webブラウザーで再生中の動画の音量は上げておきたいという時に、ここからゲームの音量だけを下げればいい。ゲーム側の設定で音量調整する必要もなく、一元管理できるので楽だ。
音量調整はボリュームのバーをクリックするほか、マウスカーソルを置いた場所の音量はマウスホイールでも上下できる。また本ソフトのタスクトレイアイコンをホイールクリックすると、全てミュートにできる機能もある。
複数の音声出力を別のデバイスに割り振り
アプリのボリュームバーの上で右クリックすると、そのアプリだけがポップアップする。ここで右上にある矢印のアイコンをクリックすると、再生デバイスを別のものに切り替えられる。ゲームの音はヘッドフォンから、動画の音は外部スピーカーから、といった調整が可能だ。
メイン以外の音声デバイスを表示するには、メインの音声デバイス名をクリックすればよい。全ての再生デバイスが展開される。複数の再生デバイスを使い分けた場合でも一覧表示できる。
もし縦長で視認性が悪かったり、頻繁に音量調整をする場合は、タスクトレイアイコンを右クリックしてメニューを表示し、[EarTrumpet音量ミキサー]を選択。本ソフトのウィンドウが開き、ここから音量調整ができる。
音量調整のショートカットも追加可能
設定では、全てのデバイスの音量調整などをショートカットキーに設定する機能もある。ノートPCだと[Fn]キーとの組み合わせで標準搭載されているものが多いが、これを使えばデスクトップPCでも簡単に設定できる。
Windows 11では、複数の音声デバイスでアプリごとに音声出力先を切り替えられることは、あまり知られていないかもしれない。主に外部スピーカーやヘッドフォンを使いつつ、一部の音声出力をディスプレイの内蔵スピーカーに移す、といった使い方もできる。
ゲーミングPCをお持ちの方なら、音声デバイス設定をよく見れば、意外なところに複数の音声デバイスが存在するはず。便利な使い分けを思いついたら本ソフトでお試しいただきたい。
1977年生まれ、滋賀県出身
ゲーム専門誌『GAME Watch』(インプレス)の記者を経てフリージャーナリスト。ゲーム等のエンターテイメントと、PC・スマホ・ネットワーク等のIT系にまたがる分野を中心に幅広く執筆中。1990年代からのオンラインゲーマー。窓の杜では連載『初月100円! オススメGame Pass作品』、『週末ゲーム』などを執筆。
・著者Webサイト:https://ougi.net/
PCゲームに関する話題を、窓の杜らしくソフトウェアと絡め、コラム形式でお届けする連載「石田賀津男の『酒の肴にPCゲーム』」。PCゲームファンはもちろん、普段ゲームを遊ばない方も歓迎の気楽な読み物です。




















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