ニュース

Windows 10向けの高機能ボリュームミキサー「EarTrumpet」がメジャーバージョンアップ

再生デバイスごとにアプリケーションをグルーピング、デバイスの切り替えもサポート

「EarTrumpet」v2.0.0.0

 Windows 10にスタイリッシュな音量ミキサーを追加するユーティリティ「EarTrumpet」の最新版v2.0.0.0が、9日に公開された。「Windows 10 April 2018 Update」に対応しており、現在“Microsoft Store”から無償でダウンロードできる。

 「EarTrumpet」は、Windows 10のデザインにフィットした音量ミキサー。タスクトレイから簡単にアプリケーションごとの音量を調整することが可能。Windows 10標準のボリュームコントロール機能よりも格段に高機能で使いやすく、Windows 10を導入したらまず導入したいアプリケーションの1つだ。

Windows 10標準のボリュームコントロール機能
アプリケーションごとの音量を調整できる「EarTrumpet」。本バージョンからは再生デバイスごとにアプリケーションがグルーピングされるように
マルチチャンネルピークメーターが追加。再生デバイスの切り替えも可能に

 メジャーバージョンアップアップとなる本バージョンでは、マルチチャンネルピークメーターが追加。ボリュームスライダーに現在の音量がリアルタイムで表示されるようになった。左右それぞれのチャンネルのボリュームメーターが独立しているのもポイントだ。

 また、再生デバイスごとにアプリケーションがグルーピングされるようになったのも大きな改善点。ボリュームスライダーでマウスを右クリックするとスイッチボタンが現れ、クリックするとプルダウンで再生デバイスを切り替えることもできる。最新のWindows 10ではOS標準で行えることだが、これがタスクトレイから簡単に行えるのは便利だ。

 なお、この操作は本バージョンで新設されたボリュームミキサーウィンドウで行うことも可能。頻繁に切り替えを行う場合や設定を煮詰めたい場合は、ちょっとした操作ですぐ閉じてしまうタスクトレイのフライアウトよりもウィンドウの方が適している。

新設されたボリュームミキサーウィンドウ(上)。標準のミキサー(下)よりも高機能
最新のWindows 10ならばアプリケーションごとに再生デバイスを切り替えるのはOS標準で行えるが、タスクトレイから手軽に行えるのは魅力

 そのほかにも、タスクトレイアイコンのホイールクリックでミュートしたり、ボリュームスライダーをマウスホイールで操作できるようになった。フライアウトを開くためのショートカットキーやWindowsのライトテーマ・ダークテーマのサポート、タスクトレイアイコンの右クリックの拡充、アニメーションやエフェクトの強化なども行われており、旧バージョンよりも使い勝手が大きく向上している。

ソフトウェア情報

「EarTrumpet」
【著作権者】
David Golden 氏、Rafael Rivera 氏
【対応OS】
Windows 10
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
2.0.0.0(18/06/09)