レビュー

Windows 10へアプリごとに音量を変更できるミキサー機能を追加「EarTrumpet」

あたかも標準装備されていたかのようなクールな半透明デザインがポイント

「EarTrumpet」v1.1.1.0

 「EarTrumpet」は、アプリケーションごとに音量を変更できるミキサー機能をWindows 10へ追加するツール。“GitHub”のプロジェクトページから無償でダウンロードできる。

 Windows 10の音量コントロールはシンプルでクールなデザインになっているが、音量をアプリケーションごとに調整するための“音量ミキサー”機能へのアクセスが用意されておらず、システム全体の音量しか変更できない。“音量ミキサー”機能そのものはWindows 10にも存在し、タスクトレイにある音量アイコンの右クリックメニューから利用できるものの、Windows 8.1までのデザインそのままでWindows 10にはマッチしておらず、やはり不満を感じる。

Windows 10の新しい音量コントロール
Windows 10の“音量ミキサー”機能
「EarTrumpet」のタスクトレイアイコンの右クリックメニュー

 そこでお勧めなのが「EarTrumpet」だ。「EarTrumpet」は“音量ミキサー”の機能を再現した音量調整ツールで、Windows 10の新しい音量コントロールにマッチした半透明のデザインを採用している。タスクトレイにアイコンを常時表示するよう設定しておけば、あたかもWindows 10に標準搭載されている“音量ミキサー”であるかのように利用可能。

 なお、初期状態ではデスクトップアプリケーションごとの音量が調整できないが、本ソフトの右クリックメニューから[Show Desktop Apps]オプションを有効化すれば、デスクトップアプリケーションの音量も変更できるようになる。

 また、「EarTrumpet」をタスクトレイに常時表示するようにするには、Windows 10の[設定]-[通知と操作]画面(ms-settings:notifications)を開き、“タスク バーに表示するアイコンを選択してください”というリンクをクリックする。すると、タスクトレイへ表示するアプリケーションを個別にON/OFFできる画面が現れるので、そこで表示を有効化すればよい。ときどきアプリケーションのリストが読み込まれない場合があるが、再読み込みすれば表示されるはずだ。

[設定]-[通知と操作]画面にある“タスク バーに表示するアイコンを選択してください”というリンクをクリック
「EarTrumpet」をタスクトレイに常時表示する設定に変更

ソフトウェア情報

「EarTrumpet」
【著作権者】
David Golden 氏、Rafael Rivera 氏
【対応OS】
Windows 10
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.1.1.0(15/08/01)

(樽井 秀人)