Windows 10を気軽にカスタマイズ!
第3回
音量と輝度のコントロールをもっとスタイリッシュに
2019年8月15日 07:30
インストール・アンインストールしてもシステムに影響を与えず、アップデートの管理が容易なストアアプリだけで、デスクトップをカスタマイズする方法を紹介する本連載。3回目となる今回は、音量と輝度をコントロールするユーティリティを紹介する。デフォルトのユーザーインターフェイスに満足できない人はぜひ試してみてほしい。
アプリごとに音量を調整できるスタイリッシュなミキサー「EarTrumpet」
「EarTrumpet」は、Windows 10のデザインにフィットした音量ミキサー。タスクトレイから簡単にアプリケーションごとの音量を調整することが可能で、Windows 10標準のボリュームコントロール機能よりも格段に高機能で使いやすい。Windows 10を導入したらまず導入したいアプリケーションの1つだ。
PCの音を消し忘れて周りに迷惑! なトラブルを未然に防止できる「EvMUTE」
もう一つ、サウンドつながりでお勧めしたいストアアプリが「EvMUTE」だ。
このアプリはタスクトレイ常駐型になっており、PCをサスペンドしたり、サインアウトする際に、自動でサウンド機能を消音モードに変更してくれる。次回利用するときは、必ずPCがミュートになっているので、出先や公共の場でいきなり通知音やビデオの音声がPCから再生されて周りを驚かせてしまうといったトラブルを未然に防止できる。最近のPCでは当たり前となりつつある“モダンスタンバイ”にも対応しているので安心だ。
ミュートされたサウンドを再び有効化するには、PCを開くたびに明示的にミュートを解除する必要があるのは難点だが、外で恥をかいたり、迷惑をかけることを考えれば我慢できる。もっとも、タスクトレイに常駐している「EvMUTE」アイコンをクリックするだけなので、それほどの手間ではない。
なお、本アプリの価格は980円(税込み)となっているが、試用期限に限りはない。気に入ったら“寄付”のつもりで購入するとよいだろう。
タスクトレイに輝度スライダーを追加する「Monitorian」 ~マルチディスプレイ対応!
「Monitorian」は、タスクトレイのアイコンからディスプレイの明るさ(輝度)を調節できるようにするツール。マルチディスプレイ環境にも対応しており、メインディスプレイ・サブディスプレイの両方で利用できる。環境光センサーを持つシステムならば、調整後の明るさを設定された明るさと並べて表示することも可能だ。
ただし、サブディスプレイをコントロールするには、そのディスプレイが“DDC/CI”と互換性を持ち,その機能が有効になっている必要がある。変換アダプターやドッキングステーションなどを介して接続されている場合は、それらも“DDC/CI”に対応している必要がある(作者によると“Surface Dock”は対応しているとのこと)。
本ソフトは基本的に無償だが、サブスクリプションを追加購入すれば
- カスタマイズ可能なホットキーとショートカットキー
- 4を超えるディスプレイのコントロール
が可能となる。サブスクリプションを購入する前に、自分の環境で問題なく動作するかを確認しておくべきだろう。
ちなみに、最新のWindows 10ならば“アクション センター”に輝度スライダーを追加することも可能。ただし、この機能が利用できるのはディスプレイを内蔵するデバイスのみで、外部接続したディスプレイには対応しないようだ。
アプリケーションを削除する
ストアアプリの削除は一般のアプリと同様、「設定」アプリの[アプリ]-[アプリと機能]セクションから行える。しかし、システムにインストールされたアプリ一覧の中から目的のアプリを探してアンインストールするのは結構面倒だ。
そこでお勧めなのが、スタートメニューの右クリックメニューを利用する方法だ。アイコンやタイルを右クリックすると[アンインストール]というコマンドが現れるので、それを実行すればその場でアンインストールが行える。
なお、一般のアプリケーションにもこのメニューはあるが、選んでもアンインストール画面(「設定」アプリの[アプリ]-[アプリと機能]セクション)に遷移するだけだ。