Windows 10を気軽にカスタマイズ!
第2回
毎日同じじゃつまらない! デスクトップの壁紙を自動で切り替えて気分を一新
2019年8月14日 07:30
インストール・アンインストールしてもシステムに影響を与えず、アップデートの管理が容易なストアアプリだけで、デスクトップをカスタマイズする方法を紹介する本連載。2回目となる今回は、デスクトップ壁紙関連のユーティリティを紹介する。これらの併用はあまりお勧めできないが、いつも同じ壁紙だとつまらない、気分に応じて壁紙を変えたいユーザーは気に入ったツールにチャレンジしてほしい。
動画を壁紙にできる「Desktop Live Wallpapers」
「Desktop Live Wallpapers」は、動画をデスクトップの壁紙にしてしまえるユーティリティ。マルチモニター環境にも対応しており、デスクトップのスケーリング設定(DPI)がそれぞれ異なっていても問題なく利用できる(テストされているのは3つまで)。
気になるのがパフォーマンスへの影響だが、やはり高解像度またはマルチモニター環境ではそれなりの負荷となる。しかし、デスクトップが表示されていない場合は自動的に再生が止まり、負荷を軽減する仕組みも備えているので、PCのスペックと使い方次第ではそれほど苦にならないかもしれない。
なお、本ソフトは基本的に無料だが、対応するファイル形式や動作オプションにいくつかの制限がある。
“Bing”や“Windows Spotlight”の美しい写真を壁紙に「Dynamic Theme」
“Bing”の検索ページで日替わり提供されている美しい写真や、Windows 10のロック画面で使われる選りすぐりの背景画像“Windows Spotlight”に目を奪われたことはないだろうか。なかにはこれをデスクトップの壁紙にしたいという人もいるだろう。
そうしたユーザーにお勧めなのが、「Dynamic Theme」だ。“Bing”や“Windows Spotlight”で新しい写真が配信されたことをトースト通知したり、新しい写真をローカルに自動保存することもできるので、気に入った写真があったときだけ壁紙にしたい場合や、単に美しい写真を収集したい場合にも利用できる。単なる壁紙チェンジャーとして利用してもよい。
ユーザーインターフェイスは日本語化されていないが(標準設定では英語)、「設定」アプリの[個人用設定]セクションに準じたデザインになっているので、用語に慣れてしまえば利用に支障はないだろう。
日の出・日の入りに合わせて壁紙を変更「WinDynamicDesktop」
「macOS 10.14 Mojave」には、時刻に合わせてデスクトップイメージを切り替える“Dynamic Desktop”という機能が備わっている。これをWindowsで再現したのが「WinDynamicDesktop」だ。
「WinDynamicDesktop」を起動するとタスクトレイに常駐し、日の出・日の入りに合わせてデスクトップの壁紙を切り替える。セットアップは簡単で初回起動時に現在地を入力するか、位置情報へのアクセスを許可するだけだ。カスタムテーマをインポートしたり、独自のテーマを作成したりして、自分だけの“Dynamic Desktop”を実現してみよう。
そのほかにも、日の出・日の入りに合わせてモニターの色温度を自動調整する「f.lux」もお勧めだ。もともとはインストールが必要な一般のデスクトップアプリだったが、現在は“Microsoft Store”からも無償で入手可能だ。